この記事では、「決別」と「離別」の違いを分かりやすく説明していきます。
「決別」とは?
「決別」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「決別」は「けつべつ」と読みます。
「決別」は「いとまごいをして別れること。
きっぱりと別れること」という意味があります。
恋愛相手だった人と別れる時、また誰かとの関係をきっぱり断ち切り、二度と会わないよう誓うようなとき、「決別」という言葉を使ってみましょう。
例えば、別れては復縁するということを繰り返してきた異性と、今度こそきっぱりと別れることを誓った時、「私は、元カレ(元カノ)と決別する」などという文章を作ることができます。
また、企業同士が協力して発展を続けていた場合、方向性の違いなどによって、協力関係を解消する時も、「企業との協力関係を終え、決別することにした」などと言うことができます。
他にも、太りすぎていて健康に悪くなっている人が、ダイエットをして健康的な体になろうとするとき、「ダイエットをして不健康な肉体と決別する」などと言うかもしれません。
「離別」とは?
「離別」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「離別」は「りべつ」と読みます。
「離別」は「人と別れること」という意味があります。
例えば、ある人の両親が、子供のころに離婚して、母親に育てられて大きくなった場合、「私は父親と、幼いころに離別した」と言うかもしれません。
次に「離別」には「夫婦の関係を断って、別れること」という意味があります。
「離婚(りこん)」を、「離別」という言葉に言い換えることができます。
例えば、「今年の年末に、夫と離婚することになった」という場合は、「今年の年末に、夫と離別することになった」と言い換えることができます。
お互いの仲は悪くないけれど、それぞれの道を歩むべきだと決めて、夫婦の関係を断つことがあるかもしれません。
このような場合も、「お互いの発展のため、離別を決めた」などという文章を作ることができます。
「決別」と「離別」の違い
「決別」と「離別」の違いを、分かりやすく解説します。
「決別」は「いとまごいをして別れること。
きっぱりと別れること」という意味があります。
一方「離別」は「人と別れること」、「夫婦の関係を断って、別れること」という意味があります。
どちらにも、人と別れることという意味があり、その中には、夫婦の別れも含まれています。
ただし「離別」は、別れることを伝える言葉なのに対して、「決別」は「きっぱり別れること」を告げる意味合いがあります。
このように単に別れるだけでなく、別れた後、二度と会わないというような決意が、「決別」という言葉に含まれているという、違いがあります。
まとめ
「決別」と「離別」の違いについて見てきました。
2つの言葉には、微妙な意味の違いがありました。
違いを理解することで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。