この記事では、「押す」と「押さえる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「押す」とは?
「押す」の意味と使い方について紹介します。
「押す」の意味
「押す」は「おす」と読みます。
意味は「動かそうとして力を加える」「圧力を加える」「あるものごとを権力や強い意思で先に進める」「無理にする」「確かめる」「予定していた時間より遅れる」「一面に行き渡らせる」「軍隊を進撃させる」になります。
「押す」の使い方
「押す」は動詞であり、「〇〇を押す・押した」と文末に使ったり、副詞として「押して」と使ったり、名詞として「押し」と使ったりします。
「押す」は、基本的に「何かを動かそうとして力を加える」という意味で使われます。
普段は閉まっているドア、自動では動かない自転車、圧力を加えることで作動するボタンなど、一点に力を加えて動かすことを言います。
また、「背中を押す」「時間が押す」など、空間的な流れがあるものが迫ってくる様子にも使われます。
「押さえる」とは?
「押さえる」の意味と使い方について紹介します。
「押さえる」の意味
「押さえる」は「おさえる」と読みます。
意味は「動かない様に力を加える」「動かない様にしっかり捕まえる」「抑圧して行動できない様にする」「所有権を確保する」「大切な点を把握する」になります。
「押さえる」の使い方
「押さえる」は動詞で、「押さえる・押さえた」と使ったり、副詞として「押さえて」と使ったり、名詞として「押さえ」と使ったりします。
「押す」が「動かす為に力を加える」に対し、「押さえる」は「動かさない為に力を加える」という意味になります。
ある部分に力を加えて維持して、ものや生き物が動いたり逃げたりしない様にする時の表現です。
また、「耳を押さえる」など「覆ってふさぐこと」を表したり、「証拠を押さえる」など「つかまえること」として使うこともあります。
「押す」と「押さえる」の違い!
「押す」は「ものを動かす為に力を加えること」です。
「押さえる」は「ものを動かさな為に力を加えること」です。
まとめ
今回は「押す」と「押さえる」の違いをお伝えしました。
「動かす時は押す」、「とめる時には押さえる」と覚えておきましょう。