「資料」と「史料」の違いを分かりやすく解釈

「資料」と「史料」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「資料」「史料」の違いを分かりやすく説明していきます。

「資料」とは?

「資料」の意味と使い方について紹介します。

「資料」の意味

「資料」「しりょう」と読みます。

意味は「研究・調査の基礎となる文献や映像などの情報の総称」です。

「資料」の使い方

「資料」とは、あるものごとを分析・研究をしたり、プレゼンの発表内容を作成する時などに、その内容の根拠を示すものや、結論を導く参考になる、文献や映像、データなどのことを言います。

図書館の蔵書のこともあれば、インターネットで検索する情報のこともあり、基本的には形として提示できるものを表します。

「資」「もとで」「素材・材料」「素質」という意味、「料」「あることに使用するもの」という意味、「資料」「あることに使用する素材」という意味になります。

「史料」とは?

「史料」の意味と使い方について紹介します。

「史料」の意味

「史料」「しりょう」と読みます。

意味は「歴史研究の材料となる文献や、遺跡からの発掘物などのこと」になります。

「史料」の使い方

「史料」は、上記で紹介した「資料」のうち、特に歴史的な研究に必要とされるもののことを言います。

特定の時代や史実について研究する時に、事実を証明する為に、その時代に記されたり、作られたりしたもののことを表します。

基本的に昔のものは紙などに書き記されたものが多く、それが時代的に本物であると認められた場合、「一次史料」と呼ばれます。

また、「一次資料」を複製したり、引用したものは「二次史料」と呼ばれます。

近代の「史料」として映像が使われることもあります。

「資料」と「史料」の違い!

「資料」「ある研究や調査の基礎となる文献や映像、データなどの総称」です。

「史料」「歴史研究や調査の材料となる文献や遺物などのこと」です。

まとめ

今回は「資料」「史料」の違いをお伝えしました。

「資料は研究・調査に必要な材料全て」「史料は歴史研究に関するもの」と覚えておきましょう。