この記事では、「舞台」と「上演」の違いを分かりやすく説明していきます。
「舞台」とは?
「舞台」とは、伝統芸能や演劇などを演じる為の場所、またはそのような公演(演目)自体のこととして使います。
「今度の舞台は名古屋市のあのホールだ」と使った時には、演じる為の場所のことになり、「次の舞台はいつになるんだろう?」のような使い方では、公演のことだと分かります。
また、比喩表現として、「舞台は整った」といったように使うと、何かを始める用意ができたという意味になります。
このような用い方もよく見聞きする言葉です。
「上演」とは?
「上演」は、先の「舞台」が行われることです。
「来月からあの劇場で○○が上演されるらしい」と使うと、その劇場で○○という舞台が行われるという解釈になり、演劇やコンサートなどが演じられるという解釈で用いる表現です。
よって、「舞台」とは密接な関係にある言葉で、よく合わせて「舞台の上演がある」という使い方をされます。
また、行われている間という解釈でも使える言葉で、「この舞台の上演時間は2時間だ」のように使うこともできます。
「舞台」と「上演」の違い
「舞台」と「上演」の違いを、分かりやすく解説します。
「舞台」は、公演の為の場所、もしくはそのような公演自体、「上演」は、それらが行われること、その最中に対して使われる言葉です。
「上演」は、「舞台」が始まることと使うこともでき、その場合は「そろそろ上演だ」などと使いますが、その時には「開演」と言い換えた方がスムーズな表現です。
この「開演」は、「舞台」の始まりを意味する言葉で、「開演時間は19時だ」とした時には、19時からその公演が始まるという意味になります。
まとめ
「舞台」と「上演」は、このような違いになります。
「舞台」は、「公演」と言い換えられなくもありませんが、「舞台は整った」といった比喩としての使い方ができるのは「舞台」だけで、こちらの方が少し意味が広い言葉だと考えていいでしょう。