この記事では、「バーナム効果」と「確証バイアス」の違いを分かりやすく説明していきます。
「バーナム効果」とは?
「バーナム効果」とは、自分のいい方向にだけ捉えようとしたり、そのように思い込みがちな正確な人に対し、何かに悪い面があっても、そちらには目を向けさせず、都合のいい面だけに集中させることに対して使われます。
そのような「誘導」に乗ってしまったと分かる人に、「バーナム効果が効いているようだ」などと使ったり、「バーナム効果がうまく効いて、この製品を売ることができた」のように用いられます。
その後者では、該当の製品の悪い点にはほとんど触れず、いい点のみに集中して説明し、販売したといったような意味になると考えてください。
「確証バイアス」とは?
「確証バイアス」は、先の「バーナム効果」の説明の為に用いられます。
つまり、人間は、自分が薄っすらとでも思っていたこと、多少になりともそうではないかと考えていたことが現実になると、やはりそうだと思い込んでしまい、信じて疑わなくなることが、この「確証バイアス」と表現されます。
先に販売で例を挙げましたが、もっと分かりやすいのが「占い」です。
自分が少しでもそう感じていたことをズバリ言い当てられると、この人はすごいと思い込んでしまい、その後に多少の間違いがあったとしても、基本的に全て信じてしまうといった現象が「バーナム効果」そのものです。
「バーナム効果」と「確証バイアス」の違い
「バーナム効果」と「確証バイアス」の違いを、分かりやすく解説します。
「バーナム効果」は、占いにおける基本とされており、これによって相手を信じ込ませることから始まると言われています。
その説明となるのが「確証バイアス」で、何かと信じ込みやすい人が、この「バーナム効果」から、あまり欲しくないものを買わされてしまう(一応、自分の判断によって)ようなことが往々にしてあります。
まとめ
「バーナム効果」と「確証バイアス」は、このような関係になります。
「確証バイアス」から、「バーナム効果」が生まれると覚えておくといいでしょう。