この記事では、「驚異」と「驚愕」の違いを分かりやすく説明していきます。
「驚異」とは?
「驚異」の意味と使い方について紹介します。
「驚異」の意味
「驚異」は「きょうい」と読みます。
意味は「びっくりして不思議がること」「びっくりする程素晴らしいことがらや現象」になります。
「驚異」の使い方
「驚異」は名詞であり、「驚異の目」「自然の驚異」など単独で使ったり、「驚異的」として「その性質がある様子」という意味で使います。
「驚」は「おどろく」とも読み、「びっくりする」「気が動転する」という意味があり、「異」は「ことなる」とも読み「通常とは違うこと」という意味があります。
これらの言葉が組合わさり「通常とは違う様子にびっくりすること」という意味で使われているのです。
「驚異」は、「びっくりする」と言っても恐怖や危険を感じるのではなく、ものごとの規模や様子に対して純粋に驚いたり、不思議がっている心理を表しています。
「自然の驚異」は、自然の偉大さに驚いている心理を表現しているのです。
「驚愕」とは?
「驚愕」の意味と使い方について紹介します。
「驚愕」の意味
「驚愕」は「きょうがく」と読みます。
意味は、「突然の事件や事実に遭遇して、非常にびっくりするくと」になります。
「驚愕」の使い方
「驚愕」は名詞で、助動詞を伴って「驚愕する・した」と使います。
全く予想していないなかった衝撃的な事件や事実が起こり、きわめてびっくりすることを言います。
「驚」も「愕」も「おどろく」と読むことから、同じ意味を強調している言葉で、それだけ驚きの度合いが大きいことを表しています。
また、「驚愕」は、目の前で起きたことが突然であったり、衝撃的であったりすることから、良いことにも悪いことにも使われます。
「驚異」と「驚愕」の違い!
「驚異」は「びっくりして不思議に思ったり、感動すること」です。
「驚愕」は「突然のことで、きわめてびっくりすること」です。
まとめ
今回は「驚異」と「驚愕」の違いをお伝えしました。
「驚異は感動するイメージ」で「驚愕はとにかく驚くイメージ」と覚えておきましょう。