「赤字」と「不採算」の違いとは?分かりやすく解釈

「赤字」と「不採算」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「赤字」「不採算」の違いを分かりやすく説明していきます。

「赤字」とは?

「赤字」とは?

「赤字」とは、支出が、収入や予算より多くなっている状態を言います。

儲けがない、お金を収入より多く使っている、そのような時に「今月は赤字だ」「赤字続きでまいっている」「これ以上赤字なら支店はたたむつもりだ」などと使います。

ちなみに、儲けがある、支出より収入が多い場合は「黒字」と言います。

「不採算」とは?

「不採算」とは?

「不採算」とは採算がとれていない時に使う言葉です。

採算は、事業、商売などで収入と支出のつり合いという意味があります。

そして引き合うだけの利益があることを言うのです。

つまりマイナスといった状態でなくても、儲けが少なすぎて努力する価値がないという状況であれば「不採算」となるわけです。

「うちは不採算店舗ということで閉店させられることになった」「不採算部門を切り捨てれば、まだ業界トップとして生き残れる」などと使います。

「赤字」と「不採算」の違い!

「赤字」と「不採算」の違い!

「赤字」「不採算」の違いを、分かりやすく解説します。

どちらも利益がないといった意味合いでは共通点があります。

ですが、言葉の意味が違っている部分もありますので、それぞれ正しく理解して使い分けるようにしましょう。

まず「赤字」ですが、これは完全にマイナスを出していることを言います。

支出が収入より多い状態のことです。

ですから、例えば支出より収入が1円でも多ければ、計算上マイナスにはなりませんので言葉の意味の上では、一応「黒字」です。

一方で「不採算」です。

これは事業、商売での収入と支出のつり合いがとれていないことを言います。

儲けが出ていても、その儲けでは満足できない、いいとは言えなければ「不採算」となるわけです。

簡単にまとめますと「赤字は支出が収入や予算より多いこと、マイナス状態であること」「不採算は収入と支出のつり合いがとれないこと、儲けがあっても割りに合わないこと」となります。

まとめ

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「赤字」「不採算」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。

それぞれの言葉の意味を正しく理解して、混同しないように気をつけてください。