この記事では、「張り付く」と「貼り付く」の違いを分かりやすく説明していきます。
「張り付く」とは?
「張り付く」の意味と使い方について紹介します。
「張り付く」の意味
「張り付く」は「はりつく」と読みます。
意味は、「伸びてくっつく」「ピッタリと離れない」になります。
「張り付く」の使い方
「張り付く」は動詞で、文末にそのまま使うか、副詞として「張り付いて」と使ったり、名詞形として「張り付き」と使ったりします。
「張る」は「伸ばし広げる」「引き締まる」「押しとおす」「はちきれそうにふくらむ」「一面におおう」「強く盛んになる」という意味があり、「付く」は「固定する」という意味があります。
「張り付く」は、何かにものがピッタリとくっついた状態で、「濡れたシャツが肌に張り付く」と使います。
また、そこから転じて「ある目的の為にその場所や人から離れないでいること」という意味もあり、「記者が疑惑の政治家に張り付いている」などと使います。
「ぴったりとくっつくこと」全般に幅広く使われる表現です。
「貼り付く」とは?
「貼り付く」の意味と使い方について紹介します。
「貼り付く」の意味
「貼り付く」も「はりつく」と読みます。
意味は「平たいものが接着すること」になります。
「貼り付く」の使い方
「貼り付く」は動詞で、文末にそのまま使ったり、他動詞として「貼り付ける・付けた」と使ったりします。
基本的に、紙や布など平たいものを、のりやテープなどを使って何かの表面に接着させることを言います。
接着剤を使って隙間ができない様に密着させる様に仕上げる時の表現です。
使い方が限られていて、「シールが壁に貼り付く」「ポスターを貼り付ける」などになります。
「張り付く」と「貼り付く」の違い!
「張り付く」は「ぴったりとくっつくこと」「そこから離れないこと」です。
「貼り付く」は「薄いものが何かに接着すること」です。
まとめ
今回は「張り付く」と「貼り付く」の違いをお伝えしました。
「張り付くはくっつくこと全般」、「貼り付くは接着すること」と覚えて置きましょう。