「示談」と「和解」の違いを分かりやすく解釈

「示談」と「和解」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「示談」「和解」の違いを分かりやすく説明していきます。

「示談」とは?

「示談」とは、争いをやめて話し合うことを言います。

また、民事上の紛争に関しては、裁判をせずに当事者同士で和解の契約をすることでもあります。

この場合ただの話し合いで解決するわけではなく、「示談金」と言って、それなりのお金を払うことになります。

交通事故など、当事者に代わり交渉を行い、礼金を受け取る仕事をしている人を「示談屋」と言います。

「相手は絶対に示談しないと言っている」「示談屋に任せている」「示談金を払わないならば、裁判になる」などと、使います。

「和解」とは?

「和解」とは、争うことをやめて仲直りをすることを言います。

また法律用語としての「和解」は、民事上の紛争において、当事者同時がお互いに譲歩して争いをやめることを言います。

「彼と僕は色々あったけれど、去年和解したので、今は何も言うことはない」「この問題において、和解なんて絶対に無理だろう」「裁判を長引かせてもお互いに何もいいことはないので、和解となったのではないか」などと、使います。

「示談」と「和解」の違い!

「示談」「和解」の違いを、分かりやすく解説します。

どちらも争うことをやめるという意味合いは同じです。

ですが、意味が違う言葉ですので、使い分ける必要があります。

まず「示談」ですが、これは争いをやめて話し合うことを意味しています。

また裁判によらず当事者間で和解契約を成立することでもあります。

一方の「和解」とは争いをやめて仲直りをすることです。

法律用語では民事上の紛争で当事者がお互いに譲歩しあって争いをやめることとなります。

簡単に覚えるならば「示談とは当事者同士の話し合いで解決させること」「和解とは仲直りすること、裁判上でお互い譲歩して争いをやめること」となります。

つまり「示談」とは「裁判になる前」に解決させることで、「和解」とは「裁判の途中」でお互いが譲歩して争いをやめることと頭に入れておきますとわかりやすいでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「示談」「和解」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。

それぞれの言葉の意味をしっかり理解して使い分けてください。