「中心」と「中点」の違いとは?分かりやすく解釈

「中心」と「中点」の違い言葉・カタカナ語・言語

数学を学んでいると、見分けが難しい言葉が出てくることもあります。

この記事では、「中心」「中点」の違いを分かりやすく説明していきます。

正しい意味を知って、楽しく学んでいきましょう。

「中心」とは?

「中心」とは?

中心(ちゅうしん)とは、図形の真ん中のこと。

その図形の、センターにあたる点です。

おもに「円の1番真ん中の点」を中心と呼んでいます。

図形のおへそに当たる部分です。

目の前に、ある大きな円があったとします。

この円の中心から、円周までの長さはどこを取っても「同じ長さ」です。

つまり右上から進んでも、左下から進んでも、どの場所を通っても同じ距離ですすめます。

円周からの距離が等しい場所、いくつもの線が交差する点が「中心」です。

中心は数学でつかう難しい言葉に思えますが、実生活でもよく出てくる言葉です。

たとえばクリスマスケーキをホールで買ってきたとき。

ケーキの中心が分かれば、家族みんなで同じ大きさのケーキを切り分けられます。

不公平を無くしたいとき、大活躍してくれるものが「中心」です。

「中点」とは?

「中点」とは?

中点(ちゅうてん)とは、線の真ん中のこと。

その線の、センターを意味する点です。

ひとつの線を等しく2つに分けたいとき、重要な意味をもつ点です。

たとえば目の前に、長い道があったとします。

向こう側に友達がいたとき、ちょうど真ん中で落ち合いたいと思ったとします。

こちらから進んでも、向こうにいる友達が進んでも、不公平にならない点が「中点」です。

中点に立つと、両端までの長さは常に同じ。

どちらの端に向かっても、同じ距離で進んでいけます。

中点は古代ギリシャ時代に生まれた、幾何学の考え方です。

現代の生活でも、欠かせないものとなっています。

例えば鉄道の駅を決めるとき。

隣の駅と隣の駅のちょうど中間(中点)に駅があると、そのエリアに住んでいる人にとって快適な駅になります。

ひとつの距離や線を等しく分けたいとき、使えるアイデアが「中点」です。

「中心」と「中点」の違い

「中心」と「中点」の違い

どちらも数学の用語ですが、難しく感じられます。

「中心」「中点」の違いを、分かりやすく解説します。

・中心はO、中点はM
中心はおもに円などの図形の、センターの点をあらわします。

また中点は直線の、センターの点のことです。

図形の真ん中の点が「中心」

そして線の真ん中の点が「中点」になります。

原点のことをラテン語で「origin」というので、中心のことを「O」としめします。

また中点は英語で「middle point」というので、中点のことは「M」といいます。

Oが中心なら、Mが中点です。

どちらもテストでよく問われる語なので、覚えておくと便利です。

まとめ

まとめ

「中心」「中点」の違いを分かりやすくお伝えしました。

中心は円などの図形の、おへその部分のこと。

真ん中の点をあらわします。

中心から円周までの長さは、どこを取っても等しくなります。

そして中点は、直線の真ん中の点です。

中点から両端までの長さは等しくなります。

数学の専門用語を正しく知って、知識をボリュームアップさせていきましょう。