この記事では、「半年」と「半期」の違いを分かりやすく説明していきます。
「半年」とは?
「半年」とは暦の上で一年の半分にあたる期間を指します。
一年は十二ヶ月なので、「半年」という言葉を使う場合は、六ヶ月と言い換えることもできるでしょう。
一年は365日に閏年次第で一日追加されますが、通常は2で割り切れないこと、月ごとの日数が違うので正確な日付がわかりにくいことなどから、日数単位で「半年」と定めることは少なく、多くの場合は月単位の六ヶ月として計算されます。
地球上で太陽暦を採用しているのであれば、どの国どの地域であっても一年に相当する時間は変わらないので、「半年」の期間も変わらず一定です。
ただし太陽暦を採用していない人達の場合は、「半年」にあたる期間が変わる可能性はあるでしょう。
ですが現在の地球上で主要な国は全て太陽暦を採用しているので、「半年」と言えば六ヶ月と言う認識は共通しています。
「半期」とは?
「半期」とは一定期間の内、その半分にあたる期間です。
「半期」はまず何かの期間という物差しありきの言葉なので、その期間がどれだけの長さなのかによって、「半期」の長さも変わります。
各年度を一期としているなら六ヶ月が「半期」になりますし、納品まで四ヶ月を予定しているスケジュールであれば二ヶ月が「半期」です。
完了まで何年も掛かる予定の大きなプロジェクトであれば、数年経ってようやく「半期」が過ぎるということもあるでしょう。
期間というものはケースバイケースで変わるので、「半期」の長さは地域差どころか、個人を例に上げても何の期間について語るかによって、それぞれ「半期」の長さが異なってもおかしくありません。
「半年」と「半期」の違い
「半年」と「半期」の違いを、分かりやすく解説します。
「半年」は一年の半分にあたる期間であり、「半期」は何らかの基準で決められた一定期間の内半分にあたる期間です。
「半年」はどのような場面、どの地域でも六ヶ月で共通していますが、「半期」の場合は日数の基準となる本来の期間が場合によって違うので、「半期」とだけ言ってもどの程度の期間なのか相手には伝わりません。
また「半年」は月単位の計算で行われますが、「半期」は一つの期間がどれくらいの長さなのかによって、月単位で計算されることもあれば日数単位、或いは年数単位で計算されることもあります。
「半年」は日数に変化がなく安定した一定期間の物差しとして使えますが、「半期」は条件により長さが大きく変わる言葉です。
まとめ
区切りのいい一年間を一つの期間としていることは多いので、「半年」と「半期」がイコールで結ばれていることも少なからずありますが、必ずしも同じではありません。
主要国での「半年」は六ヶ月で固定されていますが、「半期」は何の期間に対して半分にあたるのかが条件によって違うので、六ヶ月より長いことも短いこともあり得ます。