この記事では、「楽観的」と「能天気」の違いを分かりやすく説明していきます。
「楽観的」とは?
「楽観的」とは、物事に対して、上手くいくだろうと明るい見通しを持つ、そのような考え方を言います。
反対に、上手くいかないのではないかと悪い見通しを持つ考え方は「悲観的」となります。
「楽観的」とは、物事をすべて、いいように考え、将来の心配もしませんので、場合によっては「考えなし」という風になってしまう可能性もあります。
「楽観的な意見を言う人は、しょせん、他人事だと思っているのだ」「そんなに思いつめずに楽観的に考えて」などと、使います。
「能天気」とは?
「能天気」とは、性格がのんびりしていて、心配や苦労がなく気楽なこと、また十分に物事を考えることなく、手間もかけないようなことを言います。
ようするに「能天気」とはお気楽で、何も考えていない、そのような人に対して使う言葉で、自虐的に言う分には問題ありませんが、人に向かって言う場合は皮肉、説教、悪口となります。
褒め言葉とはなりませんので、実際にそうであっても目上の人には面と向かって言わないことと、覚えておきましょう。
「いくら何でも、能天気すぎる」「能天気な奴」「能天気な旦那がムカつく」「私は能天気だから、あなたみたいに何日も悩まない」などと、使います。
「楽観的」と「能天気」の違い!
「楽観的」と「能天気」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも、人の考え方、性格などを表す時に使う言葉ですが、意味が違います。
それぞれの意味を理解して、使い分けていきましょう。
まず「楽観的」ですが、これは物事が上手くいくだろう、何とかなるだろうと明るい見通しを持つことを言います。
一方の「能天気」は、物事を深く考えていない、お気楽、といった人や様子に対して使う言葉で、いい意味ではありません。
まとめますと「楽観的は明るい見通しを持つこと」「能天気はお気楽であまり考えていない人、様子」ということになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「楽観的」と「能天気」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
それぞれの意味を理解して使い分けてください。
また「能天気」はたとえ事実であっても面と向かって相手には言わない方が賢明ということも覚えておいてください。