この記事では、「基本的」と「一般」の違いを分かりやすく説明していきます。
「基本的」とは?
「基本的」とは形容動詞で、意味は物事の基本に関わる様子を言います。
基本の意味は、物事が成り立つ為のよりどころ、おおもと、基礎といったものになります。
例えば仕事などで「基本的にこうしてください」といった言い方をします。
これは「この方法でしてください」という意味になります。
とはいえ、物事には例外もありますので違う対応もする場合もあるわけです。
その為に「基本的に~」といった言い方を使うわけです。
「基本的な事は身に着いている」「基本的な言葉遣いもできないようでは先が思いやられる」などと使います。
「一般」とは?
「一般」とは、色々な物事や場合において、広く認められていること、特別ではなく普通とされていること、基本的、概括的といった意味があります。
つまり「基本的な教養」と「一般教養」という言葉は同じ意味を表していると言えます。
ですが、「一般人」と「基本的な人」とは同じ意味ではありませんし、「基本的な人」といった言い方はしませんので、気をつけてください。
「一般」には複数の意味合いがあるのです。
「一般の過程」「一般公開された」「引退すれば一般人と言うが、オーラは消せない」などと、使います。
「基本的」と「一般」の違い!
「基本的」と「一般」の違いを、分かりやすく解説します。
この二つの言葉は物事のおおもと、基礎といった意味合いは同じです。
ですが、それ以外の意味、使い方は違いますので使い分ける必要があるでしょう。
まず「基本的」とは、物事の基本に関わる様子という意味があるだけの言葉です。
それに対して「一般」は基本的なこと、普通であること、普通の人々、世間、色々な物事に対して広く認められていることなど、複数の意味合いを持っている言葉です。
「一般」を使っている文章や会話の場合はまずどの意味合いなのかを判断するようにしましょう。
ごく簡単に覚えるならば「基本的とは基礎、おおもと」「一般とは普通、普遍、普通の人々」とするとわかりやすいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「基本的」と「一般」二つの言葉の意味と違いを説明しました。
共通する意味と、違いをしっかり理解して使い分けてください。