みなさんは「用言」と「体言」がどのようなものかご存知でしょうか?
そこでこの記事では、「用言」と「体言」の違いを分かりやすく説明していきます。
「用言」とは?
「用言」は「ようげん」と読みます。
この「用言」とは「それだけで述語となる単語」であり、「動詞・形容詞・形容動詞のこと」を指している言葉です。
「体言」とは?
「体言」は「たいげん」という読み方になります。
この「体言」は「単語を文法上の性質から分類されたものの1つ」であり「自立語の中において活用がなくて主語として使うことができるもの」と言えます。
品詞より上の概念を表す場合に使われており、一般的に「名詞・代名詞」の2つ品詞に分けられます。
尚、この考え方の他に「名詞・代名詞・数詞」の3つの品詞に分類されるいうう見方をあり、形容動詞を認めずにその語幹に相当するものを体言して含めるという見方もあるほどです。
「用言」と「体言」の違い
では、ここで「用言」と「体言」の違いを見ていきましょう。
どのような違いがあるのでしょうか?「用言」と「体言」の解釈を見ると、「用言」は「それだけで述語になる単語」であり、「動詞・形容詞・形容動詞のこと」を指していました。
一方の「体言」は「が」「は」などをつけて主語になれる単語のことで「名詞のこと」を指していることになるのです。
「用言」の例文
ここで「用言」の例文を見てきましょう。
・『君は用言がどのような言葉を指しているか分かっているかね?このことを理解していないと正しい言葉を話すことができないよ』
・『用言って一体どんな意味があるんだろう?全く理解できないんだ』
「用言」の例文を見ていくと、もっぱら言葉の勉強に関するシチュエーションで使われているような感じがします。
「体言」の例文
次に「体言」の例文を見ていくことにいたしましょう。
具体的には以下のような文章が挙げられます。
・『記事やコラムを書く時は体言止めも時折入れても構いません。そちらの方が文章のバランスが良くて映えてくるからね』
・『体言を説明しなさいって、先生がさされて発表したんだけど、やっぱり機能のうちに国語の予習をやっててよかった』
「体言」も「用言」と同じように授業や記事を書くような場面で使われていることが理解できます。
中々普通の会話の中で使ったり耳にすることはないのかもしれません。
まとめ
ここまで「用言」と「体言」の意味や相違点を説明してきました。
かなり専門的な表現での説明だったので、理解すること自体、かなり難しかったのではないでしょうか?しかも日常生活の中で当たり前のように使われる言葉ではないために、どのような場面で使われるかも中々思い浮かべることが難しい言葉でしょう。
どちらかと言うと、国語や文法の講義、あるいは授業の中で使われる程度ではないでしょうか?それでも言葉に関する知識として覚えていて損はない言葉なので、しっかりとチェックしておきましょう。