この記事では、「堅苦しい」と「正式」の違いを分かりやすく説明していきます。
「堅苦しい」とは?
「堅苦しい」とは、格式ばっており窮屈、くつろげないという意味で使う言葉です。
格式とは、社会的な格付け、身分や階層に応じた振舞い、儀式といった意味があります。
簡単に言うならば、生活をする上での礼儀作法、ルールといったことです。
つまり、正しいとされる行動なのですが気持ち的にのびのびできない、自由ではないという状態を表す言葉です。
「堅苦しい挨拶はやめてください」「そんな堅苦しい家に嫁いで、あなたやっていけるの」「あの習い事だけど、堅苦しい雰囲気で一日で嫌になった」などと使います
「正式」とは?
「正式」とは、決められた通りのやり方、公に認められている通りのやり方という意味になります。
「正式」の対義語としては「略式」という言葉があります。
これは「正式」な手続き、順序などを省き、いくらか手軽になったやり方という意味です。
「明日は大事な日ですから、略式ではなく、正式でお願いします」「正式な訪問ではなく、お忍びだ」「略式な文書ではなく、正式で提出してほしい」などと使います。
「堅苦しい」と「正式」の違い!
「堅苦しい」と「正式」の違いを、分かりやすく解説します。
この二つの言葉は、似た印象を持ちます。
と、言いますのも「正式」なことは「堅苦しい」ことが多いからでしょうか。
しかし二つの言葉のもともとの意味は違うものですから、それぞれの意味を正しく覚えて使い分けていくようにしましょう。
まず「堅苦しい」ですが、これは格式ばっておりくつろげないという意味になります。
決して悪いことではなくむしろ正しいことなのですが、それが自由を妨げているといった印象の時に使います。
一方の「正式」ですが、これは決められた通りのやり方、本式という意味になります。
こちらも正しいことですが、手順が多いなどで大変なことが多いといった印象を受ける言葉でもあります。
まとめますと「堅苦しいとは格式ばってくつろげない」「正式とは、きちんとしたやり方、公に認められたやり方」となります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「堅苦しい」と「正式」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
それぞれの言葉の意味を正しく理解して使い分けてください。