「妙齢」と「高齢」の違いとは?分かりやすく解釈

「妙齢」と「高齢」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「妙齢」「高齢」の違いを分かりやすく説明していきます。

「妙齢」とは?

「妙齢」とは?

妙齢とは、みょうれいという読み方をすべき言葉です。

文字で書かれたこの言葉を見れば即座に理解出来ますが、うら若いとか奥深く味があるといった意味を持つ妙の文字に、生まれてからの年数といった意味の齢の文字を加える事で誕生した言葉となっています。

そのため妙齢は、若い年頃の特に女性を表すのです。

「妙齢」の使い方

妙齢は、基本的に男性に対しては使用せず、若い年頃の女性を意味する言葉として使われる言葉となっています。

ただし明確に幾つの女性という基準はなく、結婚適齢期を迎えた女性に対し、この妙齢という言葉が使用される事が多いです。

とはいえ結婚自体も晩年化している現在では、妙齢という言葉が使われる女性の年齢も徐々に高年齢化して来ています。

「高齢」とは?

「高齢」とは?

高齢とは、こうれいという読み方をする言葉です。

漢字で表記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、年かさが大きいや時間を経ているといった意味がある高の漢字に、よわいといった意味を有する齢の漢字を組み合わせる事で成立した言葉となっています。

だからこそ高齢は、年老いている事や老齢といった意味を持っているのです。

「高齢」の使い方

高齢は、文字通り年齢が高い、つまり年老いている事を示す言葉として使用されています。

日本では一般的に65歳以上の男女を、高齢者という形でこの言葉を用いて表現しているのです。

高齢とはこの様に、基本的にお年寄りと呼ばれる年齢に達した事を意味する言葉として、使われる事が多くなっています。

ただし65歳以上という年齢に限定される訳ではなく、高齢出産という言葉の様に、大半の女性が出産する年齢という基準よりも高い場合等にも、使用される言葉です。

「妙齢」と「高齢」の違い

「妙齢」と「高齢」の違い

妙齢と高齢は、文字を比べれば直ぐに最初の漢字が妙と高という明確な違いがある事に気付く事が出来ます。

ですが2文字目は同じ齢の漢字であり、どちらも年齢に関する意味を持っているので混同する恐れのある言葉同士と言えるのです。

もっとも妙齢は、結婚適齢期の若い年頃の女性、という意味を表す際に使われる事が多い言葉となっています。

一方の高齢は、文字通り年齢が高いという意味であり、特に65歳以上の年齢の人を示す言葉として使用されているのです。

「妙齢」の例文

「妙齢」の例文

・『私の留守中に妙齢の女性が訪ねて来たらしいが、思い当たる人物はいません』

「高齢」の例文

「高齢」の例文

・『高齢者の1人暮らしは、何かとリスクが大きいです』

まとめ

まとめ

2つの言葉は、2文字目に同じ齢の文字が使用されており、その上年齢に関連する意味合いを持つ言葉同士となっています。

もっとも最初の文字が妙と高という明らかな違いがあるため、表す意味合いには相違点があるのです。

ちなみに妙齢は、主に結婚適齢期に差し掛かった様な若い女性、といった意味を表現する言葉となっています。

対する高齢は、日本では65歳以上の年齢を示す際に用いられる事が多い言葉です。

ですが65歳という枠組み以外にも、出産等で一般的な年齢よりも高い年齢で行う場合にも、高齢という言葉が使用されます。