この記事では、「無理ゲー」と「死にゲー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「無理ゲー」とは?
無理ゲーとは、むりげーという読み方をすべき言葉です。
文字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、実現するのが難しいや物事の筋道が立たないため道理に合わないといった意味を持つ無理の漢字に、ゲームという言葉の略語であるゲーの文字を付け足す事で成立した言葉となっています。
そのため無理ゲーは、難易度が非常に高過ぎるゲームを意味するのです。
「無理ゲー」の使い方
無理ゲーは、難易度がかなり高過ぎて攻略が困難なゲームに対し、使われる言葉となっています。
文字通りプレイヤーに攻略するのは無理ではないか、と思わせる程に過酷な条件や設定のゲームに対しこの言葉を用いるのです。
ただし現在ではゲーム以外でも、達成するのが不可能と思える程に困難な条件や状況の際にもこの言葉が使用される事が少なくありません。
「死にゲー」とは?
死にゲーとは、しにげーという読み方をする言葉となっています。
文字で表記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、しぬ事やその物が持つ効果を発揮する事もなく終わる事等を意味する死にの文字に、ゲームを省略した言葉であるゲーの文字を組み合わせる事で完成した言葉です。
だからこそ死にゲーは、何度も死ぬ事で敵の攻撃パターンや罠の場所等を覚える事で攻略して行くタイプのゲームを表します。
「死にゲー」の使い方
死にゲーは、文字通りプレイ中に何度も死ぬ事で攻略法を見出して先に進んで行く様なゲームを表す言葉です。
敵の攻撃や罠の出現の仕方等がある程度パターン化されているので、何度も死にながらそのパターンを覚える事で先に進める様になって行きます。
この様にプレイヤーがゲームオーバーになり易いものの、何度も繰り返しプレイする事で攻略が可能なゲームに対し、死にゲーという言葉が使用されているのです。
「無理ゲー」と「死にゲー」の違い
無理ゲーと死にゲーの文字を見比べれば、最初に無理と付くか死にと付くかという違いがある事に気付きます。
ですがその後に続くのがゲームの略語である同じゲーなので、どちらもゲームに関連した言葉である事も理解可能です。
ちなみに無理ゲーは、攻略が不可能と言える程に難易度が高過ぎたり運の要素が高いゲームや、そういった物事に対して使われる言葉となっています。
一方の死にゲーは、プレイヤーが何度も死ぬ等してゲームオーバーになり易いものの、敵の攻撃パターン等を覚える事で徐々に攻略して進んで行く事が出来るゲームに対して用いられる言葉です。
「無理ゲー」の例文
・『流石にこのステージの攻略は、無理ゲーに違いない』
・『この短い納期で仕事を終えるのは、無理ゲーです』
「死にゲー」の例文
・『死にゲーをクリアするには、何度死んでもへこたれないという根気が必要です』
まとめ
2つの言葉は基本的に、難易度が高いゲームに関連した用語として使用されています。
ですが無理と死にという、明確な文字の違いがあるため、表す意味合いには違いがあるのです。
まず無理ゲーは、攻略が不可能と思える程に難易度が高いゲームや、その様な状況に対して使用される言葉となっています。
対する死にゲーは、何度も死ぬ事で敵の攻撃パターンや罠の配置等を覚える事で、攻略の糸口を掴んでクリアして行くゲームに対して使われる言葉です。