この記事では、「払う」と「支払う」の違いを分かりやすく説明していきます。
「払う」とは?
「払う」の意味と使い方について紹介します。
「払う」の意味
「払う」は「はらう」と読みます。
意味は、「邪魔なもの、不要なものなどを手や道具を使って取り除く」「わきへ追いのける」「横に勢いよく動かす」「人をその場から去らせる」「相手を恐れさせて威圧する」「金銭を渡す」「不要品などを売り渡す」「それまでいた場所を引き渡す」「ある目的のために大切なものを費やす」「心を向けたり注いだりする」「何もない状態になる」「ほろぼす」など、非常に幅広くなります。
「払う」の使い方
「払う」は、上記の様に非常に意味が幅広く、「お金を払う」「尊敬を払う」「犠牲を払う」などの様に、お金だけではなく、心や力、労働など目に見えないものに対しても使われます。
金銭に関して使われる時は、「何かの代償としてお金を渡すこと」であり、自らの意思で物を購入したりサービスを受けた時に、代価としてお金を渡すことを表します。
「支払う」とは?
「支払う」の意味と使い方について紹介します。
「支払う」の意味
「支払う」は「しはらう」と読みます。
意味は、「代金・料金を払い渡すこと」「金銭の支払いをすること」になります。
「支払う」の使い方
「支払う」は、「払う」という動作に含まれる言葉であり、「払う」と言っても通用します。
「支払う」の「し」は、助詞「する」の連用形で、「支」は当て字になります。
つまり、「支払う」は「するべき払い」であり、「払うと決まっているもの」「払わなければならないもの」に対して使われる言葉なのです。
料金や代金を相手に渡す時の事務的な表現であり、「家賃・給料・税金・罰金」など、契約などにより義務化されている料金に対して使われることが多くなります。
「払う」と「支払う」の違い!
「払う」は「何かに対する対価としてお金を渡すこと」です。
「支払う」は「必ず払わなければいけないことでお金を渡すこと」です。
まとめ
今回は「払う」と「支払う」の違いをお伝えしました。
「払う」は「自分の自発的」、「支払うは義務的」と覚えておきましょう。