経理用語で「未払金」と「未払費用」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な違いがあるのか、それぞれの意味と概要についても紹介します。
「未払金」とは?
「未払金」の意味と概要について紹介します。
意味
「未払金」とは、「契約により既に確定している債務のうち、支払いが残っている分のこと」という意味です。
商品の購入金額から既に支払った分を差し引いた残高のことを言います。
概要
「未払金」は、既に商品を購入したり、サービスが提供されていて、支払いがまだ残っているものに対して使われます。
その商品やサービスは既に契約上の役割を完了していることが条件です。
具体的には高額の品物やサービスを、分割や後払いなどで購入した時の残額があります。
「未払費用」とは?
「未払費用」の意味と概要について紹介します。
意味
「未払費用」とは、「契約により継続してサービスの提供を受ける場合、既に提供された分に対して支払いが残っている分のこと」という意味です。
毎月支払いが発生するもののうち、支払期日前の金額のことを言います。
概要
「未払費用」は、既に商品を購入したりサービスが提供されていて、支払いが残っているものに対して使われ、こちらの場合は「未払金」と同じ条件です。
但し、契約によりその商品やサービスは継続的に提供されることが定められていることが条件です。
具体的には賃借料やリース料、保険料の他に、従業員の給与などがあります。
「未払金」と「未払費用」の違い!
「未払金」は「既に商品を購入したりサービスが提供されていて、支払いがまだ残っている分」のことです。
「未払費用」は「継続してサービスの提供を受ける場合、既に提供された分に対して支払いが残っている分」のことです。
この2つは計上するタイミングが違うのです。
まとめ
「未払金」と「未払費用」は、その商品に対する債務の発生がどのタイミングなのかという点が違います。
経理の人は必要な知識ですので覚えておきましょう。