この記事では、「ペットショップ」と「ブリーダー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ペットショップ」とは?
犬・猫・鳥などの動物や、それらを飼育するために必要なものを売っている店です。
この店で販売しているものは、犬・猫・小鳥・うさぎ・ハムスターなどの動物、それらが食べるフード、おやつ、遊ぶための道具、ケージなどです。
犬や猫は扱っている場合が多いですが、うさぎ・ハムスター・モルモット・フェレットなどの小動物は、扱っているところと扱っていないところがあります。
この場所で働くために必要な資格はありません。
しかし、動物とかかわるのでトリミングやグルーミング、動物管理などに関する資格を持っていた方が就職に有利です。
民間の資格があります。
また、動物が好きなことや、動物に対するアレルギーを持っていないことが求められます。
ここでの主な仕事は、ペットの健康管理、ケージ内の掃除、商品の陳列、清掃、レジ、お客の対応などです。
ペットを販売している店ですが、ペットとだけかかわっているのではなく、購入するのは人間なので人間とのかかわりもあります。
そのため、コミュニケーション能力も必要とされます。
「ペットショップ」の使い方
犬・猫・小鳥などの動物やそれらに関係する商品を販売する店を指して使用します。
「ブリーダー」とは?
動物の交配や繁殖を仕事とする人です。
「ブリーダー」とだけいう場合は、どのような動物の交配・繁殖をしているのかは意味に含まれていません。
主に対象とする動物は犬や猫です。
この仕事に就くために必要な資格はありません。
しかし、計画的に繁殖させ、動物の管理をする必要があるため、知識と技術が必要です。
そのため、経験のある「ブリーダー」のもとで経験を積んでから独立することが一般的です。
また、この仕事をするにあたって、動物取扱責任者や愛玩動物飼養管理士などの民間資格を持っていると役立ちます。
この仕事だけで食べていくためには、犬の場合は何頭も同時に飼育する必要があるので、広い土地が必要です。
繁殖させた犬や猫などは、ペットショップやドッグカフェなどに販売したり、欲しいという人に直接販売したりします。
「ブリーダー」の使い方
動物を交配・繁殖させることを仕事にしている人を指して使用をします。
「ペットショップ」と「ブリーダー」の違い
動物を売るという点が似ていますが、同じものではありません。
「ペットショップ」は店です。
ここでは、犬・猫・小鳥などさまざまな動物を扱っており、それらの飼育に必要なものも販売されています。
「ブリーダー」は交配・繁殖させる人です。
犬や猫を主に扱っています。
飼育に必要なものの販売は行っていません。
「ペットショップ」の例文
・『ペットショップをのぞいてみる』
「ブリーダー」の例文
・『ブリーダーから直接犬をもらう』
まとめ
動物を販売しているという点は同じですが、一方は動物や飼育するための道具を売る店、もう一方は交配・繁殖させる人で、それぞれ異なることをしています。