「言い合う」と「言い争う」の違いを分かりやすく解釈

「言い合う」と「言い争う」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「言い合う」「言い争う」の違いを分かりやすく説明していきます。

「言い合う」とは?

「言い合う」とは動詞で、お互いに言うことや、複数の人たちが口々に言うといった意味になります。

また口喧嘩、口論をしていることを「言い合う」と表現することもできます。

例えば「冗談を言い合う」「長所を言い合う」などは、お互いに楽しかったり、褒められていい気持ちになります。

ですが「不満を言い合う」「我慢せずに本音を言い合う」という言い方になりますと、どちらかと言えば口論的な印象となります。

前後にある言葉、その場の雰囲気などで判断するようにしましょう。

「言い争う」とは?

「言い争う」とは動詞で、意味は口喧嘩をする、口論するということになります。

つまり、この言葉で言い表す時は悪い状況、状態になっていることが多いわけです。

「あの夫婦はちょっとしたことですぐに言い争う」「あの上司と言い争うとは、彼は出世を投げたのか」「つまらないことで言い争うのはやめて、静かにしなさい」などと、使います。

「言い合う」と「言い争う」の違い!

「言い合う」「言い争う」の違いを、分かりやすく解説します。

この二つの言葉は、口喧嘩をする、口論をするという意味においては同じですので、どちらを選んでも内容が変わることはありません。

ですが「言い合う」という言葉は、口喧嘩するという意味の他にも意味があります。

それはお互いに言うこと、口々に言うこと、という意味です。

ですから「言い合う」というのは必ずしも口喧嘩をしているわけではない場合もあると理解しておきましょう。

例えば「冗談を言い合う仲」などと表現しますが、これは気軽に言いたいことが言える、良い関係性であるということが伝わります。

簡単にまとめますと「言い合うは、お互いに言う、口々に言う、口喧嘩をする」という三つの意味があり「言い争うは、口喧嘩、口論する」という一つの意味だけです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「言い合う」「言い争う」二つの言葉の意味と違いを説明しました。

どちらも同じ意味を持っていますが、「言い合う」は複数の意味がありますので、間違えて使わないように気をつけてください。