この記事では、「極」と「超」の違いを分かりやすく説明していきます。
「極」とは?
「極」の意味と使い方について紹介します。
「極」の意味
「極」は読み方により意味が違います。
「ごく」と読む場合「いちばん上等であること」「程度がはなはだしいこと」という意味です。
「きょく」と読む場合「ものごとでそれ以上先のないところ」「最高の位」「磁石のN極とS極・電極」「北極と南極」「数学用語である特定の点」という意味です。
「極」の使い方
「極」は「ごく」と読む場合、「きわめて」「甚だしく」として使います。
日常会話で「ごく普通」「ごく自然」などと言う場合の「ごく」は、こちらの「極」を平仮名表記にした言葉で、「きわめて」と言い換えられます。
「ごく」がなくても意味は通じますが、「ごくまれ」などと言った方が後に続く言葉を強調できます。
「極上」「極悪」と言う場合「最高に上等」「最高(最低)に悪い」として使います。
また、「極」と読む場合、数学や自然科学においては、ある方向性や指向性のある軸や一点に対して使われることもあります。
「超」とは?
「超」の意味と使い方について紹介します。
「超」の意味
「超」は「ちょう」と読みます。
意味は「名詞に付き、程度が特に普通以上であること」「普通を遥かに上回っている様子」という意味です。
「超」の使い方
超は、若者言葉で「チョー」とも読みます。
接頭辞・接尾辞として他の言葉と組み合わさり「超絶」「超能力」などと使う場合、「程度が際だって普通以上であること」という意味で使います。
また、「チョー」として使う場合、「チョー最低」「チョー気持ちいい」などは、「程度が甚だしい」など後に続く言葉を強調する意味になります。
「超」は本来名詞に付く言葉でしたが、現在では若者言葉としてあらゆる言葉に付く様になっているのです。
「極」と「超」の違い!
「極」は「きわめて」「最高」という意味です。
「超」は「程度が普通を遥かに上回っていること」という意味です。
まとめ
今回は「極」と「超」の違いをお伝えしました。
「極は一番上」、「超は遥かに上」と覚えておきましょう。