「水に流す」と「許す」の違いとは?分かりやすく解釈

「水に流す」と「許す」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「水に流す」「許す」の違いを分かりやすく説明していきます。

「水に流す」とは?

「水に流す」とは?

「水に流す」の意味と使い方について紹介します。

「水に流す」の意味

「水に流す」「みずにながす」と読みます。

意味は、「過去にあったいざこざなどを、全てなかったことにすること」になります。

「水に流す」の使い方

「水に流す」は慣用表現で、それまでお互いの間にあったトラブルを全て忘れてなかったことにすることを言います。

今までの関係をリセットして、新しい関係を築く時に使われる言葉です。

どちらか一方が悪い時よりは、喧嘩両成敗でどちらにも非がある時に、お互いが歩み寄る時の表現です。

「水に流す」は、罪を犯した人や、神事を執り行う人が、水に浸かって身体を清める行為から来ています。

このことから、悪いことや汚れたことをなかったことにするという意味で「水に流す」と使われる様になりました。

「許す」とは?

「許す」とは?

「許す」の意味と使い方について紹介します。

「許す」の意味

「許す」「ゆるす」と読みます。

意味は「不都合が生じないと見てそうすることを認める」「希望や要求などを聞き入れる」「相手の失敗などをとがめないことにする」「免除する」「するがままにさせる」「自由を認める」「警戒や緊張などをゆるめる」「高い評価を与える」などになります。

「許す」の使い方

「許す」は、「相手の失敗をとがめないこと」「相手の要求を受け入れる」「相手にある自由を認めること」という複数の意味があります。

基本的に相手に対して使われ、自分の方から一方的に放免する時に使う言葉です。

「水に流す」が、自分も含めお互いの関係に使われるのに対し、「許す」は基本的に相手の方が悪い時に、それを免除することに使われます。

「水に流す」と「許す」の違い!

「水に流す」と「許す」の違い!

「水に流す」「お互いのいざこざなどをなかったことにすること」です。

「許す」「相手の失敗などをとがめないこと」です。

まとめ

まとめ

今回は「水に流す」「許す」の違いをお伝えしました。

「水に流すはお互いの関係について使う」「許すは相手に対して使う」と覚えておきましょう。