「怖い」と「恐い」の違いとは？意味を詳しく解釈

「怖い」と「恐い」の使い分けがよく分らずに迷うことがあります。

一体どの様な違いがあるのか、意味や使い方なども併せて紹介します。

「怖い」の意味や使い方

「怖い」の意味と使い方について紹介します。

「怖い」の意味は以下の2つです。

1つ目は「危険を感じて不安な気持ちになる」という意味で、その場で瞬間的に湧き上がる危険への不安を表します。

2つ目は「よくない事が起きそうなので避けたい」という意味で、漠然とそのものごとに対して感じる不安を表します。

「怖い」は、自分の気持ちや経験などを表す時に使われます。

「あの人は怖い」は、一度自分が怒られたり、冷たくされたなどの経験があることを表します。

「恐い」の意味と使い方について紹介します。

「恐いの意味は以下の2つです。

1つめは「危険を感じて不安な気持ちになる」という意味で、「怖い」と全く同じ使い方です。

2つ目は「目の前でおそろしいことが起きている時の表現」という意味で、猛獣や幽霊などに直面した時に身体が凍り付く様な恐ろしさを表します。

「恐い」は自分だけではなく、誰もがそう思っている時に使われます。

「あの人は恐い」は、誰もが怒られた経験があることを前提に使われることが多くなります。

「怖い」と「恐い」の違いは以下の2つです。

「怖い」は常用漢字であり、使用頻度が高く新聞や公文書など公共性の高い場で使われる漢字です。

迷った時には「怖い」を使っておけば間違いないということです。

「怖い」は自分がそう思っていること、「恐い」は誰もがそう思っていることに対して使われることが多くなります。

「怖い」と「恐い」は、同じ意味でも使われますが、主観的か客観的かという微妙な違いがあります。

迷った時には常用漢字の「怖い」を使いましょう。