この記事では、「性格」と「人格」の違いを分かりやすく説明していきます。
「性格」とは?
「性格」の意味と使い方について紹介します。
「性格」の意味
「性格」は「せいかく」と読みます。
意味は「言動にあらわれる、その人特有の感情や意思の傾向」「あるものごとに対してはっきりと見られる傾向のこと」になります。
「性格」の使い方
「性格」は、人やものなどが持って生まれた特徴や、それにより生じる考えや行動の傾向のことを言います。
「個性」と似た言葉ですが、「性格」は「この様な時にはこの様に行動を取る」という傾向を表します。
例えば「明るい」「暗い」などは持って生まれた気質ですが、生れ育った環境により、同じ「明るい」「暗い」でも思考や行動パターンが人により違ってきます。
「性格」は人だけではなく、物質などの傾向に対しても使われます。
「人格」とは?
「人格」の意味と使い方について紹介します。
「人格」の意味
人格は「じんかく」と読みます。
意味は「その人固有の人間としてのあり方」「人間性」「心理学用語で、で、その人独自の知的な行動傾向をあらわす言葉」「倫理学用語で、自律的に行動する主体としての個人のこと」「法律上の権利を持ち・義務を負う資格のある者のこと」です。
「人格」の使い方
「人格」は「性格」の中でも「人間性」を表す言葉です。
個人に関して、性格や特徴、思考や感情なども含めた、全ての内面、つまり「人間性」のことを言います。
「人格」は、後天的に形成されるものであり、人と接することで構築されるもので、人への接し方に表れることが多くなります。
例えば辛い環境で育つと、ひねくれた考え方をする様になったり、逆に恵まれた環境で育つと、自分に自信が持てる様になるのです。
「人格者」は、人とのかかわり方が素晴らしい人に対して使われます。
「性格」と「人格」の違い!
「性格」は「人や物の持つ、固有の考え方や行動の傾向のこと」です。
「人格」は「個人の人間としてのあり方のこと」です。
まとめ
今回は「性格」と「人格」の違いをお伝えしました。
「性格はその人の傾向」、「人格はその人の人間性」と覚えておきましょう。