この記事では、「事実無根」と「事実誤認」の違いを分かりやすく説明していきます。
「事実無根」とは?
「事実無根」とは、現実に起こったこと、存在することなど本当のことに基づいていないことをいいます。
つまり本当かどうか根拠がないという意味になります。
「噂は事実無根で、すぐに信じる方がどうかしている」「事実無根なことを言うのはやめなさい」「彼女は無責任に事実無根なことを人に言い広めている」「事実無根だといくら言っても信じてもらえない」などと使います。
「事実誤認」とは?
「事実誤認」とは現実に起こったこと、存在すること、本当のことかどうかを間違って認めていることを言います。
つまり本当ではないことを本当だと思っている状態のことです。
「彼女は事実誤認したまま、それを人に話しているからたちが悪い」「事実誤認されて、こっちは大迷惑している」「事実誤認などあってはならないことだ」などと使います。
「事実無根」と「事実誤認」 の違い!
「事実無根」と「事実誤認」の違いを、分かりやすく解説します。
この二つの言葉はどちらも本当のことが正しく伝わっていない状況を表すという点では共通しています。
ですが言葉の持つ意味が違いますので正しい方を選んで使うようにしてください。
まず「事実無根」ですが、これは本当ではないこと、また本当であるという根拠もないことを言います。
まったくありもしないようなことをでっち上げられた時などに使う言葉となります。
一方の「事実誤認」ですが、これはある事を、他の事と間違えて認めるといった時に使う言葉です。
簡単に言えば「勘違い」ということなのですが、相手や周りに多大な迷惑をかけることにも繋がりますのであってはならないことです。
簡単に覚えるならば「事実無根は本当ではないこと、根拠もないこと」「事実誤認は間違ったことを認めること」となります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「事実無根」と「事実誤認」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
この二つの言葉は似ていますが、意味合いが違いますので正しく覚えて使うようにしてください。