この記事では、「分泌」と「放出」の違いを分かりやすく説明していきます。
「分泌」とは?
「分泌」とは、「ぶんぴつ」「ぶんぴ」と読みます。
意味は細胞が、体にとって特別な用途を持つ、生産物を排出することを言います。
それを「分泌物」といいますが、消化酵素、ホルモンなどが代表されるものです。
「放出」とは?
「放出」とは「ほうしゅつ」と読みます。
意味はふき出す、はなち出すといったことになります。
また国、軍隊などが蓄えてあったものを外部に提供することも「放出」と言います。
「倉庫には、放出物資が大量にある」「食糧を放出することに決まった」などと使います。
「分泌」と「放出」の違い!
「分泌」と「放出」の違いを、分かりやすく解説します。
この二つの言葉は「内部のものを外に出す」といった意味合いは共通しています。
ですが、意味そのものに違いがありますので使い分けることが必要です。
まず「分泌」ですが、これは名詞で、細胞が体にとって特殊な用途を持つ生産物を排出することを言います。
「分泌」の形態によって、「内分泌」「外分泌」と分けます。
わかりやすく覚えておくならば体についての用語、医学的な言葉ということになります。
一方で「放出」です。
こちらも名詞ですが、意味が複数あります。
ふき出す、はなち出すといった意味があります。
「エネルギーを放出する」などと言います。
それともう一つの意味は、国、軍隊などが蓄えていたものを外部に提供することです。
どちらかと言えばこちらの意味で使われることが多いかもしれません。
「これは放出品で、すごくお得に手に入ったもの」「放出物資がもらえるのはいつになるのだろうか」「国民の為に、食糧を放出することにした」などと使います。
このように、内部から外部に出すといっても、一体「何」を出すのかによって「分泌」と「放出」は使い分けるようにします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「分泌」と「放出」二つの言葉の意味と違いを説明しました。
言葉の意味をよく理解して使い分けていきましょう。