この記事では、「夜勤」と「宿直」の違いを分かりやすく説明していきます。
「夜勤」とは?
「夜勤」の意味と概要について紹介します。
「夜勤」の意味
「夜勤」は「やきん」と読みます。
意味は「夜間の勤務で、法定時間内で、1週間40時間・1日8時間以内のもの。
業務内容は日勤と同じもの」です。
「夜勤」の概要
「夜勤」は、労働契約により、夜間に通常業務を行う仕事として勤務することを言います。
最初からその日の夜は仕事をすると決まっているもので、就業する時間帯が夜になっているだけで、法定労働時間は守らなければなりません。
「夜勤」は倉庫業やタクシードライバー、医師や看護師など、人が生活していく上で夜間にも作業が必要とされる業種で導入されている勤務形態です。
ただし、人が働いていない夜中に仕事をするので、22~5時の深夜時間には、給与単価は通常の1. 25パーセント増しになります。
「宿直」とは?
「宿直」の意味と概要について紹介します。
「宿直」の意味
「宿直」は「しゅくちょく」と読みます。
意味は、「夜間の勤務で、法定時間外で、1週間40時間・1日8時間以上のもの。緊急対応の為であり、通常業務はしないもの」です。
「宿直」の概要
「宿直」は、夜間に緊急事態が発生した時に、すぐに対処できる様に、宿泊を前提とした勤務のことを言います。
こちらは法定労時間外に命じられるもので、「宿直手当」が支給されます。
以前は学校で教員が交代で宿泊する時に使われていましたが、セキュリティシステムが進化したことにより、現在では工事現場や研究所などで行われています。
定期的に巡回などを行うこともありますが、基本的に待機することがメインであり、睡眠時間も確保されています。
「夜勤」と「宿直」の違い!
「夜勤」は「法定労働時間内で、夜間の勤務のこと」です。
「宿直」は「法定労働時間外で、夜間の勤務のこと」です。
まとめ
今回は「夜勤」と「宿直」の違いをお伝えしました。
「夜勤は就業時間が夜の仕事」と「宿直は時間外の泊まりの仕事」と覚えておきましょう。