「奇蹟」と「奇跡」の違いを分かりやすく解釈

「奇蹟」と「奇跡」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「奇蹟」「奇跡」の違いを分かりやすく説明していきます。

「奇蹟」とは?

「奇蹟」の意味と使い方について紹介します。

「奇蹟」の意味

「奇蹟」「きせき」と読みます。

意味は、「主にキリスト教で使われる言葉で、神が力を人々に示す為に起こしたと言われる超自然現象のこと」です。

「奇蹟」の使い方

「奇蹟」は、辞書では「奇跡/奇蹟」と同じ意味として掲載されていますが、実際に使う時には意味が違います。

「奇蹟」と書く場合、神が何らかの意思を持ち、人々に知らしめる為に起こした、様々な不思議な出来事と聖書に記されています。

聖母マリアが精霊により受胎告知を受けたことや、ヤイロの娘を生き返らせたことや、病人治したことなどが挙げられます。

仏教や神道では同じ様な現象を「霊験(れいげん)」と言います。

「奇跡」とは?

「奇跡」の意味と使い方について紹介します。

「奇跡」の意味

「奇跡」「きせき」と読みます。

意味は「常識では考えられないような神秘的な現象のこと」です。

「奇跡」の使い方

「奇跡」は、この世で起きた、理屈では説明できない不思議な現象のことを言います。

本来起きるはずのないことが起きることであり、多くの場合はそれにより事態が好転する時に使われます。

それがあり得ない程の偶然の一致によるものであったり、全く解明できない超自然現象であったりしても、一般的にあり得ないことが起きた場合には「奇跡」と言います。

こちらは宗教的な意味合いはなく、日常で起きる現象に対して使われます。

「奇蹟」と「奇跡」の違い!

「奇蹟」「神により起こされたとされる、超自然現象のこと」です。

「奇跡」「一般的に不思議な現象が起きること」です。

まとめ

今回は「奇蹟」「奇跡」の違いをお伝えしました。

「奇蹟はキリスト教で神が起こす現象」「奇跡は日常で起きる不思議な現象」と覚えておきましょう。