この「差し替える」と「差し換える」には、どんな違いがあるのでしょうか。
「差し替える」とは?
「差し替える」は、何かを別のものと入れ替える時に使います。
例えば、「この部分の記事を差し替えて」と使われた時には、他の何か別の記事と入れ替えてくれと言っているのと同じです。
その記事や原稿などが対象になることが多い表現で、「部品を差し替える」のようにはあまり使われず、そのような対象には普通は「入れ替える」の方が用いられます。
「差し換える」とは?
「差し換える」も、先の「差し替える」と同様の意味になり、ほぼ同じように使うことができる表現となります。
辞書でも同様の扱いとして「差し替える/差し換える」と同列に表記されている場合も多いです。
ですが、ニュアンスとしてこちらの場合は同じもの、もしくは極力似たものに交換するという意味になる為、全く違うものと入れ替える場合には向いていません。
よって、「何か差し換えられるものはない?」と使った時には、元のものと同じようなものを求めているのだと解釈していいでしょう。
「差し替える」と「差し換える」の違い
「差し替える」と「差し換える」は、上記のような違いがある表現になりますが、現実的には違いはそれほど意識せずに使われていることがほとんどです。
「差し替える」の方が一般的な表記になり、こちらを似たようなものと入れ替える時にも使うことができます。
遭えて、似たようなものと入れ替えて欲しい、そういったものと入れ替えたということを強調したい時には「差し換える」と用いるといいかも知れません。
ただし、使った方はそのつもりでも、そうとは分かってもらえない可能性も充分にあります。
それだけこれら2つの表現は実際には区別されていないと考えてください。
まとめ
「差し替える」と「差し換える」は、特に気にせずにどちらを使って構わないと言えるでしょう。
どのような場合でも「差し替える」と使っておけば何も問題はありません。
