「殉職」と「殉死」の違いとは?分かりやすく解釈

「殉職」と「殉死」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「殉職」「殉死」の違いを分かりやすく説明していきます。

「殉職」とは?

「殉職」とは?

「殉職(じゅんしょく)」とは、「警察官(刑事)・自衛官・消防隊員・会社員・労働者などが、職務中(業務中)の事件・事故が原因になって死亡すること」を意味している言葉です。

「殉職」という表現は、「自らに与えられた職責を果たそうとして命を失うこと・死んでしまうこと」を意味しているのです。

「殉職」の言葉を使うのは、「社会貢献(利他的行為)の要素がある職務・仕事をしていて、事故・事件で死亡した時」になります。

「殉死」とは?

「殉死」とは?

「殉死(じゅんし)」とは、「主君(主人)が亡くなった時に、その主君(主人)の後を追って自殺すること」を意味している言葉です。

「殉死」「殉」という漢字には元々、「死んでしまった主君・恩人の後を追う形で、自分も自殺すること」の意味が備わっています。

「殉死」という表現は、「主君・恩人(大事な人)が死んだ時に、自分もその人に続いて自殺して死ぬこと」を示しているのです。

「殉職」と「殉死」の違い!

「殉職」と「殉死」の違い!

「殉職」「殉死」の違いを、分かりやすく解説します。

「殉職」「殉死」「ある物事(人物)のために死ぬこと・命を捧げて殉じること」という類似の意味合いを持っていますが、「殉職」というのは「公務員・会社員・労働者などが、その職責を果たそうとして命を失うこと(死亡すること)」を意味しています。

「殉職」という言葉は「社会貢献(利他的活動)の要素を持っている職業・職務に殉じて死亡すること」を意味していますが、「殉死」のほうは「特定の主君(主人)・大切な人が死んだ時に、その主君(主人)に殉じて自殺すること」を意味している違いを指摘できます。

「殉職」「職業・職務・業務と関連する事件・事故によって死亡すること」であり、「殉死」「主君・大切な人の後を追って自殺すること」である違いがあるのです。

まとめ

まとめ

「殉職」「殉死」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「殉職」とは「警察官・自衛官・消防隊員などが、職務中(業務中)の事件・事故が原因となって死亡すること」を意味していて、「殉死」「主君が死んだ時に、臣下(家臣)が主君の後を追って自殺すること」を意味している違いがあります。

「殉職」「殉死」の違いを詳しく調べたい時は、この記事をチェックしてみてください。