この記事では、「愚行」と「凶行」の違いを分かりやすく説明していきます。
「愚行」とは?
「愚行」とは、「愚かな行い」という意味になります。
「愚か」とは、頭の働きが鈍く考えが足りない、馬鹿げている、未熟で劣っているといった意味があります。
つまりそのような、行動をすること全般を「愚行」と言い表すのです。
「愚行」は場合によっては犯罪行為となることもあるでしょう。
「愚行を重ねる」「そのような愚行を恥ずかしいと思う気持ちすらない」「彼は若い時から愚行を繰り返し、親や周りがいくら言って聞かせても直らなかったとのことだ」などと、使います。
「凶行」とは?
「凶行」とは、「凶悪な犯行」という意味になります。
「凶悪」とは性質が残忍で悪いことを平気で行うといった意味がある言葉です。
「犯行」は犯罪を行うことですから、「凶行」とは通常の犯罪よりも性質が残忍で、犯人の性質も悪いことを平気でするといった意味となります。
もちろん、犯罪は何であれ悪いことですが「凶行」とは特に悪いといった意味合いになります。
「このような凶行に及ぶとは、誰も想像ができなかった」「奴は凶行犯なので、このままにしておくのは非常に危険だ」などと、使います。
「愚行」と「凶行」の違い!
「愚行」と「凶行」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも人として、してはいけない行いという意味は共通しています。
しかし言葉の意味が違いますので、混同しないように気をつけてください。
まず「愚行」とは考えが足りない行動、馬鹿げている行いという意味になります。
「愚行」という言葉だけでは、ただ周りに迷惑をかける非常識な行動なのか、すでに犯罪として成立している行動なのかは判断できません。
一方の「凶行」ですが、こちらは、言葉の意味として残忍で悪いことを平気でする犯罪行為となります。
つまり「凶行」=犯罪行為となります。
まとめますと「愚行とは愚かな行動」「凶行とは凶悪な犯行」と、なります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「愚行」と「凶行」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
どちらも相手に迷惑をかけたり、被害を与える行動ですが、内容はまったく違います。
それぞれの意味を正しく理解して混同しないように気をつけて使ってください。