「去ね」と「逝ね」の言葉の意味と違いをご存知でしょうか。
ここでは、それぞれの言葉の意味と、違いを丁寧に説明しています。
では一緒に見ていきましょう。
「去ね」とは?
「去ね」とは「いね」と読み、関西方面で使われる方言、表現とも言われていますが、意味は「去れ」ということです。
つまり、ここから去りなさい、帰りなさい、行きなさいとなります。
敬語ではありませんから、目下の人、もしくは嫌いな人へ乱暴に言うイメージでもあります。
「さっさと去ね」などと言いますのは、さっさと帰って、速やかに立ち去れという意味となります。
「逝ね」とは?
「去ね」と同じ読み方ですが、意味は「死ね」となります。
「去ね」の読み方は「いね」で「逝く」と言う字も読み方は「いく」で同じ「い」です。
そして意味は人が死ぬことですから、ようするに自分の前から消えてほしい、それほど嫌いであるとか不愉快な人に対しては「去ね」ではなく「逝ね」などと当て字で表現するのです。
「去ね」と「逝ね」の違い!
「去ね」と「逝ね」、それぞれの言葉の意味を説明しました。
どちらも自分の前から消えて欲しい人に、どこかへ行けという意味で使うのは同じです。
ただ「去ね」は、「帰りなさい」というように普通の意味でも使う言葉です。
一方で「逝ね」は漢字を見てもわかるかと思いますが、非常にきつい表現です。
大嫌いな人、喧嘩をした時に相手に暴言で「死んでしまえばいいのに」「死ね」などと言ってしまうことがあります。
「逝ね」はそれと同じニュアンスと覚えておくといいでしょう。
悪い冗談程度なのか、本気なのかそれはその時の状況で違ってきますが、一般的に日常会話で使う言葉とは言い難いでしょう。
会話というよりは文章で使うことの方が多いのではないでしょうか。
いずれにしましても、「逝ね」の場合は、意味が意味だけに使い方には慎重になり注意が必要です。
まとめ
いかがでしたか。
「去ね」と「逝ね」、それぞれの言葉の意味と違いが理解できたのではないでしょうか。
違いを正しく理解して使い分けてください。