この記事では、「種々」と「様々」の違いを分かりやすく説明していきます。
「種々」とは?
「種々」の意味と使い方について紹介します。
意味
「種々」は「しゅじゅ」と読み、「数多くの種類がある様子」という意味です。
使い方
「種々」は、色々なたぐいのものがあり、多くの分野やカテゴリに分かれることに使います。
まとまりとしては数が多いのですが、それぞれ違っていて、分類しようと思えばできる様子を表します。
「種」は「たね」とも読み、「植物が発芽するもとになるもの」「動物の系統を伝えるもの」「血筋」「良くないものごとの原因となるもの」「会話や小説の題材」「料理の具材」「隠されている仕掛け」「よりどころとするもの」「本質」という数多くの意味があります。
「種々」と言葉を重ねることで、「根本的なものが数多いこと=色々と違うものがあること」という意味で使われています。
「様々」とは?
「様々」の意味と使い方について紹介します。
意味
「様々」は「さまざま」と読み、「ものごとの形や状態がそれぞれ違っていること」という意味です。
使い方
「様々」は、ものごとの形や状態などがたくさなり、多様性があることに使います。
目に見えているものだけではなく、やり方や形式などに対して使われることもあり、「様々な働き方がある」と言います。
「様」は「ものごとや人のありさま」「姿かたち」「方法・手段」「理由・事情」「趣向」という意味があります。
「様々」で、「ものごとの姿かたち、ありさまなどがたくさんあること」として使われているのです。
「種々」と「様々」の違い!
「種々」は「種類が多いこと」です。
「様々」は「状態が異なっていること」です。
まとめ
「種々」と「様々」は、分類が多いか、多様性かという違いがあります。
目で見て違う様なものは「種々」、状態や方法などには「様々」と使い分けましょう。
