この記事では、「人間ドック」と「健康診断」の違いを分かりやすく説明していきます。
「人間ドック」とは?
「人間ドック」とは、あらゆる病気の予防や早期発見を目的として行われる、綿密な「健康診断」のことです。
一般的なそれでは行われないCTスキャン(レントゲン)や内視鏡による検査が含まれる為、1日では終わらないことも多いです。
検査する内容によっては、終わるまでに数日掛かることもあり、基本的に保険扱いにはなりませんが、所属している健保組合や年齢、検査項目によってはそれを利用して行えることもあります。
「健康診断」とは?
「健康診断」は、病気の早期発見が主な目的で行われます。
問診や血液検査、尿検査が主な内容で、身長と体重、胸囲などの測定もこの中に含まれます。
ここで何かしらの異常が見付かると、程度によって精密検査が必要になることがあり、それによって具体的な疾患が見付かるという流れになります。
同じような検査内容でも、「精密検査」で行われるものと、この「健康診断」で行われるものでは検査項目や精度が異なる為、「健康診断」で具体的な疾患名まで分かることはまずありません。
「人間ドック」と「健康診断」の違い
「人間ドック」と「健康診断」の違いを、分かりやすく解説します。
「人間ドック」は、より詳しい「健康診断」だと考えると分かりやすいでしょう。
一般的な「健康診断」では行われない細かい検査の数々によって、最初から「精密検査」を受けているのと同じようなものだと考えていいでしょう。
よって、「人間ドック」の後には、その時点で具体的な疾患名まで分かることも多く、体が資本のスポーツ選手は、少なくとも年に一度はこの「人間ドック」を受けており、大きな大会で海外に遠征するといった時にも、その前に行うことがあります。
まとめ
「人間ドック」と「健康診断」は、このように違います。
「健康診断」から「人間ドック」という流れになることもままあり、その場合には、「人間ドック」が「精密検査」という扱いになります。