この記事では、「切り板」と「フラットバー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「切り板」とは?
「切り板」の意味と概要について紹介します。
「切り板」の意味
「切り板」は「きりいた」と読みます。
意味は「鉄板をガス溶断器やレーザーなどにより、短冊形に加工して販売されているもの」になります。
「切り板」の概要
「切り板」は、鉄の中厚板を、四角く切断して販売しているものです。
「切り板」を作成するには、「シャーリングマシンで切断する」「ガス溶断器で切断」「レーザー溶断器で切断」などの方法があります。
「切り板」は、単に短冊状に切った鉄板のことで、他に特別な加工はされていません。
様々な資材に使われるのですが、加工に多少ねじれが発生したり、断面が正確な四角形にならないことなどもあります。
厚くなる程曲がり具合が目立つ傾向があります。
「フラットバー」とは?
「フラットバー」の意味と概要について紹介します。
「フラットバー」の意味
「フラットバー」とは、「圧延されて平らな棒状に加工された長い鉄板のこと」です。
「フラットバー」の概要
「フラットバー」は「FB」「平鋼」「四角鋼」とも呼ばれ、平らで長細い板のことを言います。
土木建築だけではなく、自動車や電化製品などにも使われています。
「フラットバー」は、断面が長方形であり、4面共圧延されています。
圧延とは、金属をローラーなどで圧力を加えて伸ばし、形成することを言います。
熱により圧延されたものを「熱間圧延平鋼」といい、冷やして圧延されたものを「冷間圧延平鋼」と言います。
「フラットバー」は圧延されている為に、材質が変化することはほとんどなく、あらゆる用途に利用できます。
「切り板」と「フラットバー」の違い!
「切り板」は「鉄板をガス溶断器やレーザーなどにより、短冊形に加工して販売されているもの」です。
「フラットバー」は「圧延されて平らな棒状に加工された長い鉄板のこと」です。
まとめ
今回は「切り板」と「フラットバー」の違いをお伝えしました。
「切り板は鉄板をカットしたもの」、「フラットバーは鉄板を圧延して加工したもの」と覚えておきましょう。