この記事では、「ドラスティック」と「ラディカル」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ドラスティック」とは?
「ドラスティック」の意味は以下の通りです。
1つ目は「効き目が強い」「強烈な」という意味で、薬の効果が非常に強い様子を言います。
2つ目は「思い切った」「過激な」という意味で、行動ややり方が意表をついていたり、やり過ぎだと思われるほどのことを言います。
3つ目は「徹底的な」という意味で、行動ややり方で中途半端な状態を許さない状態を言います。
上記に共通するのは「思い切った様子」という意味です。
元は英語の「drastic」で、形容詞として使われる単語です。
「ドラスティック」の使い方
「ドラスティック」は「効き目が強い」「強烈な」「思い切った」「過激な」「徹底的な」という意味で使われます。
名詞・形容動詞として「ドラスティックだ・である」と使われたり、形容詞として「ドラスティックな」と使われたり、副詞として「ドラスティックに」と使われたりします。
基本的に、今までとは全く違って、思い切った行動ややり方をする時や、ものごとが根本から覆される様な過激な変化が起きて、良い方向に進む時に使われる言葉です。
「ラディカル」とは?
「ラディカル」の意味は以下の通りです。
1つ目は「根本の」「基本的な」という意味で、ものごとの基本となる考え方や理論のことを言います。
2つ目は「重大な」「重要な」という意味で、あるものごとの違いやミスなどがものごとの根本に影響するほど大きい様子を言います。
3つ目は「抜本的な」「根本的な」という意味で、変化や改革などで根底的にテコ入れする様子を言います。
4つ目は「革新的な」「改革的な」という意味で、考え方や思想などが非常に新しい様子を言います。
5つ目は「過激な」「急進的な」という意味で、考え方や思想などが行き過ぎている様子を言います。
上記に共通するのは「極端である」という意味です。
「ラディカル」の使い方
「ラディカル」は「根本の」「基本的な」「重大な」「抜本的な」「革新的な」「過激な」などの意味で使われます。
名詞・形容動詞として「ラディカルだ・である」と使われたり、形容詞として「ラディカルな」と使われたり、副詞として「ラディカルに」と使われたりします。
基本的に、考え方や思想が過激であったり、改革が根本的な様子に使われる言葉です。
「ドラスティック」と「ラディカル」の違い
「ドラスティック」は、良い意味で「思い切った行動ややり方をすること」「ものごとが根本から覆される様な過激な変化が起きること」という意味です。
「ラディカル」は「考え方や思想が過激であること」「改革が根本的な様子」という意味です。
「ドラスティック」の例文
・『彼のやり方はいつもドラスティックだ』
・『若い世代からドラスティックな提案が出た』
・『意識改革によりドラスティックな変化が起きることを期待している』
・『今回の組織改編はドラスティックだ』
「ラディカル」の例文
・『彼はラディカルな思想の持主だ』
・『彼女は高学歴だがラディカルな意見を持っている』
・『発想がラディカル過ぎて顧客離れしそうだ』
・『彼はラディカル集団に影響されているらしい』
まとめ
今回は「ドラスティック」と「ラディカル」について紹介しました。
「ドラスティック」は「良い意味で思い切った様子」、「ラディカル」は「考え方が過激な様子」と覚えておきましょう。