「心が痛い」と「胸が痛い」の違いを分かりやすく解釈

「心が痛い」と「胸が痛い」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「心が痛い」「胸が痛い」の違いを分かりやすく説明していきます。

「心が痛い」とは?

「心が痛い」とは、申し訳ないという気持ちで苦しくなる状態を表す言葉です。

相手に負担をさせたり、自分が至らないせいで相手に迷惑をかけたりといった時に「心が痛い」と言うのです。

「彼に全額負担してもらって、心が痛い」「私の失敗で彼女に二日連続で残業させてしまって心が痛い」「あの男が、心が痛いなどと、思うわけもない」などと、使います。

「胸が痛い」とは?

「胸が痛い」とは、ひどく心配する、良心がとがめる、という意味になります。

「彼の怪我のことを考えると胸が痛い」と言いますと、彼の怪我をひどく心配しているという意味になります。

「こっそり引っ越すなんてまるでみんなを騙すみたいで胸が痛い」という場合は自分の良心がとがめるという意味になります。

「胸が痛い」の場合はひどく心配するか、良心がとがめるかどちらの意味合いなのか前後にある言葉や状況で判断するようにしましょう。

「こんなひどい別れ方をして、あなたは胸が痛まないのか」「あの子のことを考えるといつも胸が痛い」などと、使います。

「心が痛い」と「胸が痛い」の違い!

「心が痛い」「胸が痛い」の違いを、分かりやすく解説します。

この二つの言葉はどちらも、何か思って苦しくなるといった時に使います。

同じような意味という印象がありますが、実は違う時に使いますので、正しい意味を覚えておきましょう。

まず「心が痛い」ですが、これはすまないという気持ちで苦しくなるという意味です。

自分が何か相手に対して悪かったという気持ちがある時に使います。

一方で「胸が痛い」の場合は、相手に対しての強い心配、もしくは自分の良心がとがめるといった時に使います。

簡単に覚えるならば「心が痛いは自分が悪かったと苦しむこと」「胸が痛いは、ひどく心配、良心がとがめる」となります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「心が痛い」「胸が痛い」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。

自分の感情が、どういった原因から起こっているのか見極めますと、どちらの言葉を選ぶべきかわかることでしょう。