「侵略」と「進出」の違いを分かりやすく解釈

「侵略」と「進出」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「侵略」「進出」の違いを分かりやすく説明していきます。

「侵略」とは?

「侵略」とは、ある国が、他の国の主権、領土、独立などを侵す為に武力を行使するという意味になります。

「侵略主義」という言葉がありますが、これは武力を使って、他国を「侵略」して自分の国、領土、権益を大きくしようとする政策、理論のことを言います。

仕事などにおいて他の人の領域を侵せば「侵略者」と言われることになるのです。

「我が国は、他国の侵略に、常に頭を悩ませてきた」「彼は、ライバルの仕事や顧客を侵略する気だが、そう上手くいくわけない」「彼は侵略主義者だから、私とは話が合わない」などと、使います。

「進出」とは?

「進出」とは、新しい分野に発展する、出ることを言います。

また進み出る、前進という意味もあります。

ちなみに「進出」の反対語は「後退」となります。

こちらも併せて覚えておくといいでしょう。

例えば新しい仕事を始めることや、違う地域で仕事をするといった時は「〇〇分野に進出を決めた」「海外進出」「東京進出」という風に表します。

他には、試合に勝ち進むことを「決勝戦進出を決めた」「二回戦進出」などと使います。

「侵略」と「進出」の違い!

「侵略」「進出」の違いを、分かりやすく解説します。

この二つの言葉は意味がまったく違いますので、混同しないように気をつけてください。

まず「侵略」という言葉の意味は他国の主権、領土などを侵すということになります。

ようするに、自分の領域ではないところへずかずかと力を持って踏み込んでいくといったことに使います。

いい意味で使うとは、とても言えない言葉でしょう。

一方の「進出」は、新しい分野に出る、進み出る、前進といった意味を持っています。

しかし、仕事において自分側は「進出」という気持ちでも、他からは自分たちの領域に踏み込んできた「侵略者」ととらえられることもあります。

それはお互いの解釈の違いということになります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「侵略」「進出」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。

それぞれの言葉の意味を理解して、ふさわしい方を選ぶようにしましょう。