「収納」と「格納」の違いとは?分かりやすく解釈

「収納」と「格納」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「収納」「格納」の違いを分かりやすく説明していきます。

「収納」とは?

「収納」とは?

「収納」には3つの意味があります。

1つめは、物を中に入れてしまうことです。

どのような物をしまうのかという意味は含まれていません。

食事をするときには食器を使用します。

食器は食事をするときだけに使用をし、それ以外のときには使用しません。

そのため、使わないときにはどこかに置いておく必要があります。

たいていは、戸棚の中に入れておくことでしょう。

戸棚の中に食器をしまうことを「食器を収納する」といいます。

エコバッグには、それを入れるための小さな袋がつけられていることがあります。

この袋にエコバッグをしまうことも「収納」といいます。

この言葉は、しまうものの大小を問わないのです。

2つめの意味は、金銭や品物を受け取って、一定の場所にきちんとしまうことです。

1つめの意味と違うところは、「受け取る」という意味が含まれている点です。

品物とは、人間が使ったり食べたりするもののことですが、この意味ではガラクタのような品物を指してはあまり使用しません。

3つめの意味は、農作物などを取り入れることです。

農作物などで、外にあるものを中に入れるという意味になります。

「収納」の使い方

中に入れてしまうという意味で使用されています。

しまうものの大きさは問わずに使用することが可能です。

イヤホンをしまうことにも、スノーボードをしまうことも指すのです。

「格納」とは?

「格納」とは?

物を一定の場所にきちんとしまうことです。

しまう場所は「そこ」と決まっています。

あちこちにしまう場所を変えることではないのです。

きちんとしまうことで、適当に中に入れたり、容易に取り出せたりするようなしまい方ではありません。

航空機はその日1日の利用が終わったら、決められた場所にしまわれます。

このしまわれる場所を「格納庫」と呼びます。

また、しまうことを「航空機を格納する」といいます。

適当な場所に放置するのではなく、決められた場所にしまわれるのです。

「格納」の使い方

一定の場所にきちんとしまうという意味で使用をします。

中に入れたものがはみ出している、入れ方が適度だということには使用しません。

「収納」と「格納」の違い

「収納」と「格納」の違い

物を中に入れるという意味が似ていますが、ニュアンスが異なります。

「格納」は決められた場所にきちんとしまうことです。

「収納」には、「決められた場所」「きちんと」という意味は含まれていません。

「収納」の例文

「収納」の例文

・『収納スペースを確保する』
・『楽に収納することができます』
・『衣類を箪笥に収納する』
・『収納アイテム』

「格納」の例文

「格納」の例文

・『シート下に格納することが可能』
・『格納しやすい形状』
・『基地に格納されている』
・『折りたたんで格納する』

まとめ

まとめ

物をしまうという意味が似ていますが、「一定の場所に」「きちんと」という意味が含まれている、いない、という点に違いがあります。