この記事では、「過多」と「過剰」の違いを分かりやすく説明していきます。
「過多」とは?
「過多」の意味と使い方について紹介します。
「過多」の意味
「過多」は「かた」と読みます。
意味は「あるものの数量などが沢山あって余ること」です。
「過多」の使い方
「過多」は、単純にあるものの数量が多過ぎている状態を表す言葉です。
事実を客観的に表す言葉であり、それに対して「困る」「減らして欲しい」などの意味は含まれません。
「過」は「すぎる」とも読み「度を越している様子」という意味、「多」は「おおい」とも読み、「たくさんあること」という意味、「過多」で「度を越して沢山ある様子」という意味です。
「過多」は形容動詞として「過多だ・である」と使うよりは、「情報過多」「胃酸過多」など、複合語として使うことが多くなります。
日常会話で使うと少し不自然になりますので、「多すぎる」と言った方が良いでしょう。
「過剰」とは?
「過剰」の意味と使い方について紹介します。
「過剰」の意味
「過剰」は「かじょう」と読みます。
意味は「ものの数量が、必要な程度を超えて多いこと」「ありあまっていること」です。
「過剰」の使い方
「過剰」は、ものの数量が、必要な程度を超えていて、度を超えている状態を言います。
既定の水準を超えているだけではなく、限度を超えている状態を表し、どちらかというと悪い意味になります。
「剰」は「多過ぎて余ること」という意味、「過剰」で「度を越して多過ぎて余ること」という意味です。
「過剰」は日常会話でも使われますが、基本的に良い意味ではありません。
「自信過剰」「過剰反応」「自意識過剰」など、何かが多過ぎることで良くない状態になっている時に使われます。
「過多」と「過剰」の違い!
「過多」は「単純に多過ぎること」です。
「過剰」は「程度を超えて多過ぎること」です。
まとめ
今回は「過多」と「過剰」の違いをお伝えしました。
「過多は多過ぎ」、「過剰は限度を超えて多過ぎ」と覚えておきましょう。
