この記事では、「柔らかい」と「軟らかい」の違いを分かりやすく説明していきます。
「柔らかい」とは?
「柔らかい」の意味と使い方について紹介します。
意味
「柔らかい」は「やわらかい」と読み、「ふっくらとしてしなやかである」「穏やかである」「堅苦しくない」「融通が利く」という意味があります。
使い方
「柔らかい」は、全体的に「ふっくら」「ふわふわ」「ふんわり」など、膨らんだ状態のものに対して使います。
また、「ふんわり」というイメージから、「穏やかである」「優しい」という人の性格を表す意味にも使います。
空気や隙間があって柔らかい状態で、一度力を加えてへこんでも、しばらくするとふんわりと膨らんで元の状態に戻ることを表します。
具体的には「羽根布団」「パン」「ぬいぐるみ」などがあります。
「軟らかい」とは?
「軟らかい」の意味と使い方について紹介します。
意味
「軟らかい」も「やわらかい」と読み、辞書での意味は「柔らかい」と同じです。
但し、「柔らかい」よりもより「ぐにゃぐにゃ」としてリアルな感触という意味が強くなります。
使い方
「軟らかい」は、辞書では「柔らかい」と同じ意味ですが、実際には使い分けがあります。
一般的には「ふにゃふにゃ」「ぐにゃぐにゃ」など、手応えがなく、弱々しいものに対して使います。
また、「ふにゃふにゃ」したイメージから、「勢いがない」「へたれ」などの人の性格を表す意味にも使います。
水分を多く含んでいて、一度力を加えるとへこんだり変形したりして、元に戻らないことを表します。
具体的には「タコ」「イカ」「生肉」「煮込み」「ぬかるみ」などがあります。
「柔らかい」と「軟らかい」の違い!
「柔らかい」は、「ふっくらしていて、力を加えても元に戻る様子」です。
「軟らかい」は、「ぐんにゃりしていて、力を加えると元に戻らない様子」です。
まとめ
「柔らかい」と「軟らかい」は、感触の違いがあります。
辞書の意味だけではなく、実際にものの状態を見て使い分けましょう。