この記事では、「投稿料」と「掲載料」の違いを分かりやすく説明していきます。
「投稿料」とは?
「投稿料」とは、学術誌に論文を載せてもらう為に、その論文と共に支払うお金のことです。
有名な学術誌になると、そこに自分の論文が載るのは名誉なことなので、色々な学者がこぞってそれを送ってきます。
送られた側は、その1つ1つの内容の確認や、載せる場合には、それなりの校正作業も行わないといけない為、そのような手間に掛かる為の料金だと考えてください。
その分野でとても有名な人のそれとなると、逆に原稿料を支払って書いてもらうという場合もありますが、ほとんどの場合で、この「投稿料」によって載せてもらえる仕組みだと考えておいていいでしょう。
「掲載料」とは?
「掲載料」も、先の「投稿料」と同等の意味になります。
こちらも学術誌に論文を載せてもらう為に支払う金額で、どちらの表現が使われるかは媒体によって異なります。
よって、言葉が違うだけで、意味は一緒だと解釈して構いませんが、こちらの「掲載料」という名目で支払う場合には、それさえ支払えば載せてもらえると考えて構いません。
「投稿料」という表現の場合、内容の精査などに掛かるお金で、載せるということまでは約束されていない場合があります。
その為、有名な学術誌になると、この「掲載料」という名目ではなく、「投稿料」として徴収し、内容如何では載せてはもらえないという場合もままあるという訳です。
「投稿料」と「掲載料」の違い
「投稿料」と「掲載料」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも、論文をその学術誌に載せてもらう為に支払うお金のことになりますが、「掲載料」の方でないと、確実に載るとは限らない点に注意してください。
しかし、載せる、載せないは、内容だけでなく、他に投稿された論文との兼ね合いもある為、乗ることが約束された「掲載料」ではなく、「投稿料」としてしか徴収しない場合が多く見受けられます。
こちらであれば、例え載せなかったとしても、違反などにはならない為です。
まとめ
「投稿料」と「掲載料」は、このように違います。
創刊されたばかりの学術誌では、まずその存在の確立の為に、「投稿料」や「掲載料」は無料にして、色々な人からの論文を集めていることも少なくありません。