「投資家」と「株主」の違いとは?分かりやすく解釈

「投資家」と「株主」の違い金融・経済

この記事では、「投資家」「株主」の違いを分かりやすく説明していきます。

「投資家」とは?

「投資家」とは?

「投資家」とは、それによる利益が目的で、各種の金融商品へ「投資」する人のことです。

タイプとして、売買による利益と、保有による利益を目的とする2つに区別されます。

分かりやすいのが株式の売買で、購入時と売却時の差額がそのまま利益(もしくは損失)になり、このような投資行為は「キャピタルゲイン(売買差額による利益)」狙いと呼ばれます。

そして、保有によって金利に相当する利益が得られる対象への投資は、「インカムゲイン(金利による利益)」狙いと呼んで区別され、こちらでは銀行金利を基準として、それ以上の利益が狙いとなります。

「株主」とは?

「株主」とは?

「株主」は、株式を保有している人という広い意味になります。

保有している株主があれば、その発行元となる企業の「株主」と表現でき、保有割合によっては相応の権利の主張が行えます。

先の「投資家」にも、株式の保有によって「株主」となっている人が多く見られますが、購入して一時的に「株主」となったものの、それを手放してしまえば、もう「株主」ではなくなります。

「投資家」と「株主」の違い

「投資家」と「株主」の違い

「投資家」「株主」の違いを、分かりやすく解説します。

「投資家」は、投資行為によって利益を得るのが目的になります。

ですが、そう簡単にもいかないもので、利益どころか、逆に損失を出してしまうことも少なくありません。

「株主」は、企業が資本金として発行した株式の保有者を指す言葉になり、何百万株と発行されているうちの一部であっても、保有していれば「株主」と呼ぶことができます。

株式の保有では、金利そのものは発生しませんが、発行元の企業の業績と保有数による「配当」を得ることができ、これも「インカムゲイン」の一緒と考えていいでしょう。

まとめ

まとめ

「投資家」「株主」は、このような違いになります。

「投資家」には、特には意識せずに何度も「株主」になっている人も多いと言っていいでしょう。