「金融機関」と「金融市場」の違いとは?分かりやすく解釈

「金融機関」と「金融市場」の違い金融・経済

「金融機関」「金融市場」は類似した意味を連想させる混同しやすい二つの用語ですが、「金融機関」「金融市場」の意味の違いを正しく理解できているでしょうか?

この記事では、「金融機関」「金融市場」の違いを分かりやすく説明していきます。

「金融機関」とは?

「金融機関」とは?

「金融機関(きんゆうきかん)」という経済用語は、「銀行・信用金庫・保険会社・証券会社などの資金需給に対応して資金を供給・融資・仲介する機関」のことを意味しています。

「金融機関」とは、「顧客のお金を預貯金として預かって金融取引・国債買付けなどで運用する機関」「資金が必要な会社・事業主に資金を融資する業務を行っている機関」を意味する言葉です。

「金融市場」とは?

「金融市場」とは?

「金融市場(きんゆうしじょう)」という経済用語は、「需要と供給に基づいて、不特定多数のプレイヤーの競り合い(金融取引の売買)によって、価格・金利が決められるマーケット」の意味を持っています。

「金融市場」の参加者(プレイヤー)には、「金融機関・法人・個人・ファンド(機関投資家)・政府系ファンド」などがいます。

「金融機関」と「金融市場」の違い!

「金融機関」と「金融市場」の違い!

「金融機関」「金融市場」の違いを、分かりやすく解説します。

「金融機関」というのは、資金が必要な人と資金を貸し出したい人との間に立って、資金を融資・供給して円滑な経済活動・事業を後押しする機関」のことを意味しています。

具体的な「金融機関」として、「銀行・信用金庫・保険会社・証券会社」などを上げることができます。

「金融市場」というのは、「銀行・証券会社などの金融機関や個人・ファンドが参加して、需給に基づく金融取引を行っている市場(マーケット)」の意味を持っています。

「金融機関」とは「資金の需要と供給に対応した仲介や金融商品の販売を行う銀行・信金などの機関」を意味し、「金融市場」とは「金融機関を含むプレイヤーが通貨・株・債券・投信などの売買を行う市場」を意味している違いがあるのです。

まとめ

まとめ

「金融機関」「金融市場」の意味の違いを詳しく解説しましたが、いかがだったでしょうか?

「金融機関」という経済用語は、「銀行・信用金庫・保険会社・証券会社などの資金を供給・融資したり仲介したりする機関(組織)」を意味しています。

それに対して、「金融市場」という経済用語は「需要と供給に基づく不特定多数の参加者の競り合い(金融取引の自由競争)によって、価格・金利が決められるマーケット」の意味合いを持っています。

「金融機関」「金融市場」の違いを調べたい時には、この記事の説明をチェックしてみてください。