この記事では、「元本保証」と「元本割れ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「元本保証」とは?
「元本保証」とは、元金が保証されているという意味になり、分かりやすい例では、銀行への預金がこれに当たります。
それに対して得られる利息こそかなり低くなっている世の中ですが、預けた金額はきちんと保証されています。
各種の定期預金もこれに該当しますが、外貨預金はそうではないので注意が必要です。
そちらは外貨の発行元(国)に応じた利息が得られることと、レート変動による利益も得られるのが特徴となっていますが、レートが値下がりした場合には、利息を含めても元金以下になってしまうことがあるので注意が必要になります。
「元本割れ」とは?
「元本割れ」は、上の外貨預金がその例になり、預け入れした元金以下になってしまうことを指して使われる言葉です。
銀行が扱う中には投資証券にもこのリスクがあり、世の中の情勢などによっては定期預金として預けた以上の利息が得られる場合ありますが、このような商品には「元本割れ」してしまうこともあると分かった上で投資しないといけません。
尚、銀行の扱う普通預金や定期預金以外には、原則的に「元本保証」はありません。
また、それをうたうことも禁止されており、将来に向けた様々な投資について囁かれている世の中ですが、どれにもこの「元本割れ」の可能性があります。
「元本保証」と「元本割れ」の違い
「元本保証」と「元本割れ」の違いを、分かりやすく解説します。
この2つは、預け入れ(投資)した元金の保証があるか、ないかになります。
銀行の預金以外で「元本保証」をうたうのは、それだけで違反になってしまう為(実際にも、そのようなことはありません)、その手の投資対象があった場合には、詐欺まがいの怪しいものだと考えていいでしょう。
まとめ
「元本保証」と「元本割れ」は、このように違う言葉です。
あらゆる投資対象には、必ず「元本割れ」のリスクがつきまとうと考えておいてください。