この記事では、「世帯年収」と「世帯所得」の違いを分かりやすく説明していきます。
「世帯年収」とは?
「世帯年収」とは、住んでいる家、生計を一緒にしている人達の「年収の合計」のことを言います。
例えば夫婦二人暮らしならば、夫婦合わせた年収のことで、家族三人であれば、三人合わせた年収のことです。
それぞれ個人によって、年収の違いがありますので、働いている人数が多ければ「世帯年収が高い」と、必ずしも決まっているわけではありません。
「世帯年収」とは税金、社会保険などが引かれる前の「税込み年収」のことを言います。
「世帯年収」の「年収額」は「手取り金額」ではありませんので注意してください。
「世帯所得」とは?
「世帯所得」とは、生活を一緒にしている人達の「世帯年収」から、「経費」を差し引いた金額のことを言います。
例えば会社員、給与所得者の場合は「給与所得控除」のことです。
これは所得税法上、決まった金額となります。
また自営業、自由業といった人の場合は、家賃、電気代、ガス代など、必要経費を差し引きます。
年収から経費を差し引き、残ったものが「所得」となるわけです。
つまり「世帯所得」とはそれぞれの収入から経費を差し引いた金額の合計となります。
「世帯年収」と「世帯所得」の違い!
「世帯年収」と「世帯所得」の違いを、分かりやすく解説します。
この二つの言葉は、それぞれ意味が違いますので、混同しないようにしてください。
まず「世帯年収」とは何かと言いますと、一緒に生活をしている人達の「税込み年収の合計」のことです。
つまり保険料など差し引かれる前の状態の金額ですから、実際の手取り金額より多い金額となります。
「世帯所得」とは、一緒に生活をしている人達の「世帯年収」から経費を差し引いた金額の合計を言います。
自営業などの場合は家賃、駐車場代、光熱費など必要経費がかかりますので、「世帯年収」が高くとも、「世帯所得」は低くなるといった状態になることも、おかしいことではありません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「世帯年収」と「世帯所得」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
「年収」と「所得」という言葉の意味をしっかり理解しておきましょう。