「現金」と「資金」の違いとは?分かりやすく解釈

「現金」と「資金」の違い金融・経済

この記事では、「現金」「資金」の違いを分かりやすく説明していきます。

「現金」とは?

「現金」とは?

「現金」は、ご存知の紙幣や硬貨のことで、「お金」(キャッシュ)として存在しているそのものを表す言葉です。

近年流行りのキャッシュレスと呼ばれる電子マネーやポイントなどはこれとは表現せず、お店などを選ばす支払いに利用できる紙幣、硬貨のみがこのように表現されます。

商売人にとっては、他の支払い方法より、これで支払ってもらうのが一番というものですが、色々な支払い方法に対応していないとそれしか利用しない(つまり、現金はあまり持ち歩かない)というお客さんを得られないからです。

「資金」とは?

「資金」とは?

「資金」とは、何かを始める際の資本となるお金です。

事業の為のそれと使う場合が多い言葉で、商店の開店であれば、その店舗を借りる保証金や改装費、当面の仕入れに掛かるお金などがそれに当たり、これがないことにはその事業は始められません。

また、何かの用途の為のものとして、「今日の買い物の資金は3万円だ」などと、その日の買い物に遣える金額だと用いることもできる言葉です。

「現金」と「資金」の違い

「現金」と「資金」の違い

「現金」「資金」の違いを、分かりやすく解説します。

「現金」は、要はキャッシュとして存在する紙幣や貨幣お金のことです。

引き出すとそれになる銀行などの金融機関に預けている金額まで含める場合もあり、その場合は「頭金として、現金で200万円なら用意できる」のような使い方になります(実際に紙幣で所持していなくても、金融機関から引き出せば用意できるという意味です)。

「資金」は、事業を始める際の元にするお金、または何かの目的の為に遣えるお金という意味になります。

これがないことにはその事業は始められず、買い物などの目的も達成することができません。

まとめ

まとめ

「現金」「資金」は、このような言葉です。

「資金」は、「現金」として用意することがほとんどですが、時には借り入れによって補う場合もあります。