「後援」と「協賛」は類似した意味を連想してしまう混同しやすい言葉ですが、「後援」と「協賛」の意味・使い方の違いを正しく理解できていますか?
この記事では、「後援」と「協賛」の意味の違いを、分かりやすく説明していきます。
「後援」とは?
「後援」という言葉は、「興行・イベント・物事が問題なく進むように、個人・企業・団体が後ろ盾になって応援してくれること」を意味しています。
ただ「後援」における応援・バックアップというのは、「有名な会社・新聞社が名義を貸してくれたり宣伝広告の協力してくれたりする範囲の応援」であり、実際の資金援助などはほとんど行われません。
「協賛」とは?
「協賛」という表現は、「興行・イベント・団体の目的や趣旨に賛同して、資金援助・物的支援・人的援助を行ってくれるスポンサーになること」を意味しています。
「協賛」の中でもそのイベントや大会のほぼすべての費用を負担するスポンサーになる場合は、「特別協賛」と呼ばれます。
「特別協賛」になると、会社名や商品名をつけた大会(特にゴルフ)やテレビ番組を開催することができます。
「後援」と「協賛」の違い!
「後援」と「協賛」の違いを、分かりやすく解説します。
「後援」も「協賛」も「ある興行・活動・行事に賛同して応援すること」の意味は共通していますが、具体的な金銭や物資の援助までするかどうかの違いがあります。
「後援」は「その興行・イベントが円滑に進むように後ろ盾になって、名義を貸したり宣伝したりすること」であり、「協賛」と比べると「具体的な資金・物資・人員の援助まではしない」という違いがあるのです。
「後援」に対して、「協賛」というのは「興行・催し物(イベント)の目的や趣旨に賛同して、資金援助・物資支援・人的援助などを行うスポンサーになること」を意味しているという明らかな違いを指摘できます。
まとめ
「後援」と「協賛」の意味の違いを詳細に説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「後援」というのは、「興行・物事がスムーズに進むように個人・企業団体が後ろ盾になって名義などを貸すこと(資金援助はほとんどない)」を意味しています。
それに対して、「協賛」という表現には「興行・イベントの趣旨に賛同して、資金援助を中心としたスポンサーになること」の意味があります。
「後援」と「協賛」の意味の違いを正しく調べたい時には、この記事の解説をチェックしてみてください。
