この記事では、クレジットカードの「クラシックカード」と「提携カード」の違いを分かりやすく説明していきます。
「クラシックカード」とは?
「クラシックカード」とは、クレジットカードの国際ブランド会社が直に発行しているカードのことです。
現在日本で発行されるクレジットカードの国際ブランドには、JCB、VISA、マスターカード、アメリカンエキスプレス、ダイナースといった5つがあり、これらの会社が発行したものが「クラシックカード」です。
それぞれの会社によって、カードの締め日と支払日(引き落とし日)が違い、JCBは、毎月15日締めの翌10日払いとなっており、VISAでは、それが毎月末締め、翌26日払いです。
国際ブランド会社ごとに利用特典がありますが、後述する「提携カード」のそれと比較すると、大したことはない場合がほとんどです。
ただし、利用限度額がそれより大きく設定されることがほとんどで、そこが「クラシックカード」を利用するメリットになると考えていいでしょう。
「提携カード」とは?
「提携カード」とは、国際ブランド会社以外から発行されるクレジットカードの総称です。
ただし、必ず何かしらの国際ブランドが付くことになる為、例えば、イオンが発行するイオンカードにVISAブランドが付いているという形になります。
この場合、イオンの系列店舗以外でも、普通にVISAカードとして利用できます。
更に、発行元のイオンの利用特典と、VISAとしての特典も得られる為、特典が目当ての場合は「クラシックカード」より、各種のこちらの方がお得です。
ガソリンスタンド会社が発行したカードでは、発行会社の系列のスタンドで給油した際にそのカードで支払いを行うと、割引になるようなサービスも提供されています。
ただし、限度額については「クラシックカード」には及ばないことがほとんどなので、高額の限度額で使いたい場合には、「クラシックカード」の方が優れていると言えるでしょう。
「クラシックカード」と「提携カード」の違い
「クラシックカード」と「提携カード」の違いを、分かりやすく解説します。
「クラシックカード」は、その国際ブランドのクレジットカードとしての様々な利用に向いており、「提携カード」の方は、発行元の会社の特典が目当ての場合におすすめになります。
先のガソリンスタンド会社が発行したカードは、車をよく使う人にはとても人気で、リッターごとに5円程度の割引があるようなカードも存在しています。
尚、「クラシックカード」では年会費が掛かりますが、「提携カード」の中にはこれが(条件付きの場合も含めて)無料なカードが多いのも違いの1つだと言うことができます。
まとめ
「クラシックカード」と「提携カード」は、このような違いになります。
「提携カード」には、有名なキャラクターの絵柄のカードなどもあるので、限度額や特典とは関係なく、それによってそちらを選ぶという人も少なくありません。
例えば、ディズニーのキャラクターの描かれたクレジットカードは、ディスニーファンには欠かせないアイテムだとも言われています。